私の家は愛知県の岡崎平野にありますが、岡崎平野といっても、地形的には洪積台地と沖積平野があります。
洪積台地と沖積平野の境には昔から人が住んでいました。
昔の沖積平野はよく氾濫があり、また水田は腰まで水位があったそうで、稲作をする人は最寄りの洪積台地のへりに住んで稲作にあたったと言われています。
その沖積平野の黄色くなってきた水稲を、洪積台地のへりのヒガンバナが見下ろしています。
洪積台地のへりの標高は17mくらいで、見下ろす水田の標高は14mくらいで、2~3mの標高差があります。
洪積台地の縁(へり)は、水田の水で冷やされた風が当たって気持ちがいいです。
そういえば、洪積台地の縁にそって湧水箇所がいくつもありました。
夏にはそこでスイカを冷やしたりしたものです。
赤いヒガンバナ(Lycoris radiata)の群れの中に 白い彼岸花(Lycoris albiflora)が一本混じっています。
白花曼珠沙華は、赤色の彼岸花と黄色の鍾馗水仙の自然交雑種といわれています。
赤の花と黄の花をかけ合わせた花の色が白くなることがあるのです。
別の表現をすれば、ヒガンバナのアルビノ といったところでしょうか。
白花の分布は、昔は九州など暖かい地域だけでしたが、今ではこのように東海地方でも見られるようになってきています。
ヒガンバナは(萼片と花弁の区別がなく)花被片は全部で6枚あります。
また、雄しべは6本、雌しべは1本伸びています。
シベの付け根には 蜜がありますが、ここのヒガンバナははっきりと確認できませんでした。
ヒガンバナ - 蜜はどこに?
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綺麗に咲いていますねぇ。
今年は暑すぎて開花が遅れていると言ってましたが
そちらは順調に咲いているの?ピエロ
お彼岸を迎えたら、朝晩ちょっと涼しくなり
一気に咲きだしました(^^♪
で、年を追うごとに 白花が増えている気がします"(-""-)"