樹の名前の最後に「キ」のつく樹、一挙掲載 !(^^)!
といっても、すでに花の時期を過ぎて果実になっていた木もありましたが・・・
タブノキ
最初の2つは クスノキ科の木です。
まずタブノキですが、つぎのクスノキと比べると大きく明るくよく目立ちます。
場所は 柳川瀬公園(豊田市)。
テニスコートと道路の境界に並んで植えられています。
つぼみのときシベを覆っている花被片は 3×2枚。
咲き始めは雌性期で中心の雌しべだけが活動し、雄しべは花被片のほうに横たわっているそうです。
雌性期が終わると花はいったん閉じ、次に開くときは雄性期で、上の絵のように 雄しべが起き上がってきます。
たくさんの雄しべの下にオレンジ色の蜜腺がみえます。蜜腺は3x3の9個あります。
蜜腺9個のうち、雌しべを取り巻く小さな3つは仮雄しべ(花粉をつける機能を失った雄しべ)です。
雄しべは 大小取り混ぜ 3x3の合計9個あるはずなのですが、うまく撮れませんでした。
クスノキ
2番目のクスノキ科はクスノキです。
まず、雨に濡れるつぼみのときのクスノキ。
撮影は 5月1日です。
当地ではいたるところに見られるクスノキですが、本州での分布は「関東南部以西 」となっています。東北地方では見られないのでしょうか?
それとも当方でも 神社などには昔から植栽されているのでしょうか?
クスノキからは樟脳がとれます。
「ただし樟脳が防虫効果を示す虫は、衣服につく虫(イガなど)が主で、何にでも効くわけではないそうだ。」(樹木の写真「クスノキ」)
クスノキの学名は Cinnamomum camphora(キナモムム・カンフォラ)
属名 Cinnamomum は 「桂皮」のギリシャ語。cinein(巻く) + amomos(申分ない)と考えられ、巻曲する皮の形と芳香を称えた。(学名解説より)
「桂皮とは、クスノキ科ケイの樹皮のことです。一口に桂皮といっても、その呼ばれ方は様々です。桂皮のうち、ベトナムや中国産のものはカシア、セイロンやインドネシア産のものはシナモン、日本産のものはニッケイ(肉桂)と呼ばれ、それぞれ成分が若干異なります。」(ケロリン・ファン倶楽部「桂皮のワザ」より)
種小名のCamphora は アラビア語の「樟脳」から来ています。
花が咲きました。(撮影日5月7日)
タブノキの花に比べるとずっと小さな花です。
しかし、小さいながらも クスノキの両性花は「花被片6,雌しべ1,雄しべ9,仮雄しべ3、腺体6」で、タブノキと同一構成です。
ゲッケイジュやダンコウバイ、クロモジ、アオモジ、シロダモなどクスノキ科の花はみなこのような細かい花をつけるようです。
ムクノキ
ムクノキは雌雄異花で、これは雄花です。
こんな感じで、枝を覆うように咲いています。
撮影場所は矢作川河川敷です。
撮影日は4月20日です。
ムクノキも分布は「関東地方以西の温暖な地域」となっています。(植物雑学事典「ムクノキ」)
これはおととしの4月27日に撮った雌花です。
秋には食べられる実が生ります。
ムクノキ、エノキ - 食べる
エノキ
エノキはすでに果実になっていました。
ところが 果実とはいうものの先が尖ってるし、葉から発生しています。
葉だけでなく若い枝からも先のとがった果実が発生しています。
これはどういうわけでしょう?
「エノキの葉や枝にはよく虫こぶができる。(中略)エノキトガリタマバエによる虫こぶ(虫えい、ゴール)である。中にはタマバエの幼虫が1匹はいっており、5月から6月にかけて虫こぶごと落下してしまうので、このような虫こぶは春の季節だけしかみることができない。エノキトガリタマバエは、エノキの新葉が展開する直前に羽化して産卵し、5月頃には幼虫は成長を終えて虫こぶごと落下して春まで休眠するわけである。虫こぶを作るのも、葉が柔らかくてフレッシュな状態でなければできないということであろう。」(植物雑学事典「エノキ」)
というわけで、改めて見直すと、本来の果実がありました。
本当の果実のほうは丸いです。虫こぶのほうは先が尖っています。
エノキの葉は ムクノキの葉に似ていますが、葉先のほうにしか鋸歯がありません。
ケヤキ
撮影日は4月16日です。
ケヤキもすでに花の時期は終わってしまってました。
独特の形をした果実です。
赤いのは芽を覆っていた芽鱗?
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といっても、すでに花の時期を過ぎて果実になっていた木もありましたが・・・
タブノキ
最初の2つは クスノキ科の木です。
まずタブノキですが、つぎのクスノキと比べると大きく明るくよく目立ちます。
場所は 柳川瀬公園(豊田市)。
テニスコートと道路の境界に並んで植えられています。
つぼみのときシベを覆っている花被片は 3×2枚。
咲き始めは雌性期で中心の雌しべだけが活動し、雄しべは花被片のほうに横たわっているそうです。
雌性期が終わると花はいったん閉じ、次に開くときは雄性期で、上の絵のように 雄しべが起き上がってきます。
たくさんの雄しべの下にオレンジ色の蜜腺がみえます。蜜腺は3x3の9個あります。
蜜腺9個のうち、雌しべを取り巻く小さな3つは仮雄しべ(花粉をつける機能を失った雄しべ)です。
雄しべは 大小取り混ぜ 3x3の合計9個あるはずなのですが、うまく撮れませんでした。
クスノキ
2番目のクスノキ科はクスノキです。
まず、雨に濡れるつぼみのときのクスノキ。
撮影は 5月1日です。
当地ではいたるところに見られるクスノキですが、本州での分布は「関東南部以西 」となっています。東北地方では見られないのでしょうか?
それとも当方でも 神社などには昔から植栽されているのでしょうか?
クスノキからは樟脳がとれます。
「ただし樟脳が防虫効果を示す虫は、衣服につく虫(イガなど)が主で、何にでも効くわけではないそうだ。」(樹木の写真「クスノキ」)
クスノキの学名は Cinnamomum camphora(キナモムム・カンフォラ)
属名 Cinnamomum は 「桂皮」のギリシャ語。cinein(巻く) + amomos(申分ない)と考えられ、巻曲する皮の形と芳香を称えた。(学名解説より)
「桂皮とは、クスノキ科ケイの樹皮のことです。一口に桂皮といっても、その呼ばれ方は様々です。桂皮のうち、ベトナムや中国産のものはカシア、セイロンやインドネシア産のものはシナモン、日本産のものはニッケイ(肉桂)と呼ばれ、それぞれ成分が若干異なります。」(ケロリン・ファン倶楽部「桂皮のワザ」より)
種小名のCamphora は アラビア語の「樟脳」から来ています。
花が咲きました。(撮影日5月7日)
タブノキの花に比べるとずっと小さな花です。
しかし、小さいながらも クスノキの両性花は「花被片6,雌しべ1,雄しべ9,仮雄しべ3、腺体6」で、タブノキと同一構成です。
ゲッケイジュやダンコウバイ、クロモジ、アオモジ、シロダモなどクスノキ科の花はみなこのような細かい花をつけるようです。
ムクノキ
ムクノキは雌雄異花で、これは雄花です。
こんな感じで、枝を覆うように咲いています。
撮影場所は矢作川河川敷です。
撮影日は4月20日です。
ムクノキも分布は「関東地方以西の温暖な地域」となっています。(植物雑学事典「ムクノキ」)
これはおととしの4月27日に撮った雌花です。
秋には食べられる実が生ります。
ムクノキ、エノキ - 食べる
エノキ
エノキはすでに果実になっていました。
ところが 果実とはいうものの先が尖ってるし、葉から発生しています。
葉だけでなく若い枝からも先のとがった果実が発生しています。
これはどういうわけでしょう?
「エノキの葉や枝にはよく虫こぶができる。(中略)エノキトガリタマバエによる虫こぶ(虫えい、ゴール)である。中にはタマバエの幼虫が1匹はいっており、5月から6月にかけて虫こぶごと落下してしまうので、このような虫こぶは春の季節だけしかみることができない。エノキトガリタマバエは、エノキの新葉が展開する直前に羽化して産卵し、5月頃には幼虫は成長を終えて虫こぶごと落下して春まで休眠するわけである。虫こぶを作るのも、葉が柔らかくてフレッシュな状態でなければできないということであろう。」(植物雑学事典「エノキ」)
というわけで、改めて見直すと、本来の果実がありました。
本当の果実のほうは丸いです。虫こぶのほうは先が尖っています。
エノキの葉は ムクノキの葉に似ていますが、葉先のほうにしか鋸歯がありません。
ケヤキ
撮影日は4月16日です。
ケヤキもすでに花の時期は終わってしまってました。
独特の形をした果実です。
赤いのは芽を覆っていた芽鱗?
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かねがね見たいと思ってたので、アップしてくださりとてもうれしかったです。
ありがとうございました(^^)/