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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

イネ科ですけど?‐ こまい花30

2020-09-03 10:23:52 | みんなの花図鑑
今度の<こまい花>は イネ科というのは分かるんですけど、名前が分かりません。


場所は デンパーク(安城市)のグラス・ウォークです。足元はこんな感じですから、イネ科というのは間違いないと思うのですが。




上の花が咲いているほうは こんな風で、ちょっとイネの穂みたいな小穂がついてます。
スマホの Google Lensアプリで検索すると 「オオクサキビ」とか「ヌカキビ」が候補として出てきます。でも、これらは田んぼの畦にあるものなので、わざわざ施設には植栽しないと思います。





とはいえ、小穂から オレンジ色と赤紫のシベらしきものが出ているところは オオイヌビエに そっくりです。





実験室で使うブラシのような形をした赤紫の器官は 子房から出ている柱頭です。
よく目立つオレンジ色の器官は 雄しべの葯といい、この中に花粉が入ってます。





イネ科は風媒花です。少しの風が吹いても 雄しべのオレンジの葯が揺れるようにと、葯をぶら下げる花糸は ものすごく細いです。





別の場所にあった、よく似たイネ科の花です。
オオクサキビではないとしても、その仲間ではないでしょうか?
イネ科は風媒花なので 目立つ必要はないのですが、オオクサキビの類は イネ科の中では一番きれいな花です。




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