安城デンパークの花木園で 樹名板の無い木について
先日は「このきなんの木?」とタイトルして マサキの仲間の「ツルマサキ」を取り上げましたが、今回はこういう花を今咲かせている木についての質問です。
花はあとでじっくり観察するとして、花以外の特徴はこの硬くて鋭い棘をもった葉です。
花の写真を撮ろうと、ちょっと手で触れようものなら、「イタタタ!」となります。
花にハチが来ていました。
ハチってウェストが細いんですね。今にもちぎれそうです"(-""-)"
最後にもう一度、花の全体像。
いわゆるマホニア(ヒイラギナンテン)と呼ばれる種類の木であることは間違いありません。
問題は この刺々しい葉のマホニアが何かということです!
〔候補1〕マホニア ’チャリティー’
マホニアというと 一番にマホニア・チャリティーが浮かびます。
しかし、安城デンパークには何本もマホニア・チャリティーがありますが、現在はこんな状態で、花はまだ咲いていないのです。
(10月11日撮影@安城デンパーク)
これは おととしの1月6日に撮った ヒイラギナンテン ’チャリティー’ です。
そしてこちらは去年の11月17日に撮ったマホニア・チャリティーです。
マホニア・チャリティーの花は、この頃から咲き始めるようです。まだ一か月以上あります。
ということで、マホニア・チャリティーではないようです。
〔候補2〕マホニア・ベアレイ
そこで、もうひとつ候補になりそうなマホニアの木を紹介します。「マホニア・ベアレイ」といって、現在このような花が咲いています。
「茎は直立し、葉は奇数羽状複葉で、広卵形から卵状楕円形の小葉が3~7対つきます。表面は革質で光沢があり、縁には先端が棘状になった粗い鋸歯があります。」(botanic.jp「マホニア・ベアレイ」)
マホニア・チャリティーの葉よりいっそう硬質で棘も鋭いです。
おととしの11月1日の撮影です。
同じ木の20年1月6日の状態です。
2つの候補のうちでは 後者の「マホニア・ベアレイ」のほうがずっと近い気がします。
なお、「葉が似ているので よく間違われるけれど、この木ではない!」という木も参考のため2つほど挙げておきます。
〔参考1〕ヒイラギ
これはモクセイ科のヒイラギです。(2020-12-09撮影)
ヒイラギの花はこのように白い小さい花です。(2020-11-24撮影)
〔参考2〕ヤバネヒイラギモチ
これはモチノキ科のヤバネヒイラギモチ(または シナヒイラギモチ)です。(19-12-27愛知県緑化センターにて)
モチノキ科なので赤い実をつけます。(19-12-22 安城デンパークにて)
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