赤い花に見えるのは、花を保護している「苞」の部分で、それに包まれて咲いている小さくて黄色いのが「花」です。
キバナセンニチコウは北米南部原産の多年草。
センニチコウに似ているが、花の色が橙色から鮮紅色であること、葉が細いこと、多年草であることなどの違いがある。(植物雑学事典「キバナセンニチコウ Gomphrena haageana 」)
名前のように、花期は長い。次々と花が咲くためでもあるが、紅色の部分が花弁ではなく、苞であるからである。(同上)
紅色の部分は小苞である。中から5弁の黄色い花が出て、花序のアクセントになる。(同上)
苞は下部から退色するが目立たず、頂部は新鮮で美しい。(同上)
苞があるので色褪せしにくいんですね。
科は違いますが、以前取り上げた キク科のエキナセアの退色しにくい理由とよく似ています。
〔参考〕エキナセアの苞
エキナセアの筒状花のハリネズミの正体は 花ではなくつぼみのとき花を包んでいた苞の先がハリネズミの針のように尖ったからだったのですが、この苞があるため、同じキク科でも、ドライフラワーになるほど長く形を保つのです。
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