アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

サッコウフジ - 源氏物語

2020-07-30 20:02:00 | みんなの花図鑑
7月30日、西尾市憩の農園にて

ツバキに夏ツバキがあるように、 フジにも 夏フジというべきものがあります。それがこの サッコウフジです。




サッコウフジにも、台湾サッコウフジと 薩摩サッコウフジとがあるようですが、 私は かつて「みんなの花図鑑」で教えてもらった「サッコウフジ」のままで (^^ゞ




マメ科ナツフジ属です。 サッコウフジは ムラサキナツフジ とも呼ばれるようです。




この濃い赤紫のグラデーションのかかった花を見ると、私はいつも、どうしてか 「源氏物語絵巻」とか 「寝殿造り」ということばが浮かんできます。
考えるに、 たとえば、同じ感じの花を咲かせる クズの花と比較してみるといいと思います。 クズの花は とても豪華なのですが、現実にある感じがします。 ところが、このサッコウフジの花は 私にとって「非現実」なのです。




サッコウフジ は 「醋甲藤」と書きます。
「醋甲」とは。。。
弱りました (ToT) 「醋甲とは」でググっても 焼酎の記事しか出てこないのです。 「醋甲藤」というのは どうやら漢名らしいのです。
こんな記事がありました↓
「醋甲藤の「醋甲」の意味は不明であるが字面と花姿を 照らしてみれば甲、つまり上部に酉(とり)の鶏冠の様に錯綜して咲く様子を醋甲と当てたのではないだろうか。」(FC2ブログ・杜の舟「紫夏藤」)




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