これも 前山ダム(常滑市)で撮ったものですが、以前から取り上げているウコギ科シリーズを補完するものとして
副題は「ウコギ科」としておきます。
ヤツデの学名は Fatsia japonica
属名の Fatsia がちょっと面白いです。
「Fatsia は日本語の「八」(古い発音で「ふぁち」、「ふぁつ」)または「八手(はっしゅ)」に由来するという」(wiki「ヤツデ」)
「球状の散形花序がさらに集まって大きな円錐花序をつくる」(同上)
今の状態は雄性期と言って、おしべが成熟して活動している時期です。
キヅタで見たように、ウコギ科の花にやってくる昆虫は アブやハエなど蜜を舐めるタイプの昆虫がほとんどです。
蜜はオレンジ色の花盤から出ています。
この時期ハエやアブが蜜を舐めるとき、花粉が昆虫の体につきます。
花盤の中心にチョコンと雌しべが伸びているのですが、まだ未成熟の状態です。
体に花粉をつけた虫たちは 上のほうの花序に行って 成熟した雌しべに花粉を渡します。
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