アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

キクイモモドキ(1)

2021-07-21 20:10:01 | みんなの花図鑑

これは キク亜科の夏の植物です。キク亜科ですがヒマワリではありません。
キクイモか キクイモモドキのどちらかなのですが、私には花を見て区別が出来ません。
キクイモなら 芋が出来ます。キクイモモドキは芋が出来ません。
花壇に植えられているので、多分ですが、キクイモモドキでしょう。




キク亜科の頭状花序は 周縁部の花弁のような舌状花の集団と中央の褐色部分の筒状花の集団により構成されています。
筒状花は 外周から成熟していきます。




筒状花は 5枚の花弁がまず開きます。




花弁の中から 雄しべが伸びてきます。雄しべは合着して筒になっています(雄しべ筒)。
右手の 褐色の霜柱のようなのが 雄しべ筒です。




雄しべ筒の内壁には 花粉が出ています。




やがて めしべ棒が 雄しべ筒の中を貫通して、花粉を筒の外に押し上げます(左側部分)。




めしべ棒は花粉を押し上げた後、しばらくして先を羊の角のように曲げ、柱頭を成熟させます。
柱頭は 内側、貫通してくるとき付けてきた花粉はまだ 柱頭の外側に付いています。




コメントを投稿