アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

オクラ、アメリカフヨウ - アオイ科のシベ

2021-07-21 12:14:10 | みんなの花図鑑
オクラ

畑のオクラの花が可愛いく咲く季節になりました (^^)/



畑にお邪魔して 夢中で 花を撮ってると、背後から 声がかかることがあります。




「そのオクラは丸オクラだから 珍しいんだよ」




オクラの(果実の)種類なんて知らなかったから、「えっ、〇オクラですか?」って聞き返すと・・・
「普通のオクラは 断面が5角形だろ? あと、紅色のオクラもあるんだよ」




へぇ~、知らなかった。だって私の関心は 花とシベ なんだもの。





アメリカフヨウ

ハイビスカスみたいなアメリカフヨウ。
学名は Hibiscus moscheutos




葉にギザギザがあると タイタンビカスとなります。
タイタンビカスの 学名は Hibiscus x taitanbicus
タイタンビカスは 三重の赤塚植物園で開発された アメリカフヨウとモミジアオイの交配種です。




ハイビスカスに似て シベが前に突き出しています。
シベの棒の途中から 立ち上がっているのが 雄しべです。
先端に 5つの円盤状の柱頭を上に向けているのが めしべのほうです。



アオイ科のシベで面白いのは このように おしべとめしべが合体していることです。
雄しべは合着して 筒を作っています。
この筒の中を雌しべの花柱が貫通してきて 出た先で 柱頭を展開しています。




その証拠に、雄しべ筒とめしべの棒の境目がはっきりと分かります。




アオイ科のシベは皆このような構造をしていますが、雄しべとめしべの境目がこのようにはっきりわかる種類と、前のオクラのように 分かりにくい種類とあります。





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