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西本願寺で修復を前に本尊を移動

2018年12月18日 | 京都 西本願寺



京都市の西本願寺で、国宝の阿弥陀(あみだ)堂の修復が本格化するのを前に、17日、本尊の阿弥陀如来像が隣の御影堂(ごえいどう)に移されました。

京都市下京区にある西本願寺は、国宝の飛雲閣や唐門の修復作業を進めていて、阿弥陀堂でも本尊を安置する内陣で亀裂の入った柱やふすまなどの修復を本格化することにしています。

これに先立ち、17日は僧侶たちが台座を除く高さおよそ1メートルの本尊・阿弥陀如来像を御唐櫃(おんからびつ)と呼ばれる木製の箱に納めました。

雅楽の演奏が響き渡る厳かな雰囲気の中、僧侶たちは箱を丁寧に持ち上げて渡り廊下を通り、本尊を隣の御影堂に安置しました。
阿弥陀堂は来年2月末まで全面的に封鎖される予定で、その後、一般の人も入れるようにはなりますが、修復がすべて終わるのは、およそ3年後の2022年の3月になる見通しだということです。

【NHK 2018年12月17日】

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快慶の弟子 行快作の仏像発見

2018年12月18日 | 京都の寺社



京都市の聞名寺が所蔵する木彫りの仏像について、鎌倉時代の仏師、快慶の一番弟子で現存する作品の少ない行快によるものだということがわかりました。

京都市左京区の聞名寺に伝わる「木造阿弥陀三尊像(もくぞうあみださんぞんぞう)」は、高さが、それぞれおよそ80センチの1体と60センチの2体の木彫りの仏像です。

このほど、京都国立博物館が来春の展示会にあたって調査したところ、像を台座に固定するための、ほぞ=突起の部分に、墨で行快の署名が見つかりました。

鎌倉時代の仏師、快慶の一番弟子にあたる行快は、現存する作品が少なく貴重な発見だということです。
また京都市左京区の極楽寺の「毘沙門天立像(びしゃもんてんりゅうぞう)」は、首の部分が外れる仕組みになっていて、中から紙に包まれ「息災延命」などと書かれた木像や木の板が見つかりました。

京都国立博物館は来年4月13日からの特別展「国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」で展示することにしています。

【NHK 2018年12月17日】

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