Webページを見ていて、記事の中に組み込まれたリンクで別のところを見たいとき、そこをクリックするとすぐつながって、又引き横引き自由自在なのがインターネットの特徴です。本のように栞を挟んだり文鎮を置いたりする必要がありません。
この2番目3番目のページを見ていくときには、前のページに入れ替わってしまう場合、前のページが隠れて見えなくなってしまう場合、前のページのありかがすぐわかって苦もなく戻れる場合など、ページの組み立て方によってさまざまな状況に出会います。
ブラウザには「戻る」矢印マークが付いていて、そこをクリックすれば、直前のページに戻ることはできます。
けれども、戻るマークを押すのは何となく嫌な気分です。後戻りというのはおよそ気持のよいものではありません。
Web閲覧でなくほかのソフトの操作中にも、やりそこなって戻ることもありますが、そのときにもひねれた矢印でなく、[Ctrl]+[Z]を使っています。このほうが、もと来た道を引き返すのでなく、ぐるっと回って同じ道に出る感じなので、後退気分がうすれるからです。
前に見た画面も、戻って見るのではなく、「あらためて」見るほうが嫌気が差しません。どちらでも同じではないかと思われるでしょうが、同じでないこともあるのです。
5枚目のページを見ていて2枚目に戻りたいとき、順に戻れば3回画面を切り替えなければなりません。それを1回のクリックであらためて見られるなら、1回のほうがよいでしょう。
文字でも画像でもアイコンでも、リンクが設定されているところで右クリックすると、次にどうするかのメニュが現れます。そこで「新しいタブで開く」を選んでクリックすれば、一度動かしてあるブラウザでいくつものページを見ることができます。
右クリック ⇒ 新しいタブで開く
この2段階操作を嫌う人は、Shiftキーを押しながらマウスをクリックすると、「新しいウィンドウで開く」と同じことができますが、この場合はブラウザをもう一度別に起動するので、同乗できたのに別の車をつかまえなければならなかったような具合になります。そのうえ、開くページの数が多くなると、次の「あらためて」で探し回らなければなりません。
視力が衰えてくると、パッと見てすぐわかる方法が、やはり良さそうに思っています。