普段見ないサイトに入ろうとすると、本当に見るつもりかと警告の出ることがあります。
セキュリティの水準を、特に厳重ではなく通常の設定にしてあっても、それが出ることは稀にあります。
それを見ることが、直接危険に結びつかなくても、そのサイトとリンクされている何かに、不安要素のある場合には、警告を出しておこうという傾向が、強くなっているような感じがします。
これは体感だけのことなので、確かにそうなのかどうかはわかりません。そうしてあるなどと告げまわるのもアホな行為ですから、そんなニュースは流れないでしょう。
商業上の戦略なのか、児戯の類なのかは、あえて区別の必要もありませんが、悪さを仕掛ける人が増えることはあっても減ることはありません。
もし警告が出たら、見ないほうが安全であることに間違いはありません。
そこで見るか止めるかは、それを見ないことによってこうむる損失と、見た場合にウイルスの類を呼び込んで故障を起こす損失と、どちらを選ぶかという判断の結果ということになります。どちらを選んでもプラスの効果はないのです。
何でもよいから「見たい」、何をおいても「見たい」という場合は、リスクを承知で突き進むしかありません。
セキュリティーを緩めてみて、そのときに何でもなかったら幸運です。
しかし、その後で、また設定を戻しておくことを忘れてしまう危険に、気を配らない人が多いことは想像に難くありません。
食わせものは、誘う前に見せる、むかしは街に出ればあちらこちらで必ず見かけました。
いまはWebに乗って悪戯が世界を飛びまわっています。
「見たいサイトは危険」「どうでも見たいはなお危険」
やられるかどうかは運任せ、警告を軽く見るには覚悟が要るということです。