外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

箱根駅伝報告会( その2)

2009-01-04 10:54:20 | 大学駅伝
昨夜の箱根駅伝報告会で、渡辺康幸監督から各選手についての思い出と期待を語る場面がありました。

私の記憶の範囲で、渡辺監督の言葉を皆様にご紹介します。

1区:矢澤
一年生で1区というのは一つの賭けなんですが、『前半は絶対に牽制し合う展開になるから、その時間帯には決して余計なことをやるな』と話したのですが、その通りのレースをきっちりやってくれました。
来年は、もう1区はもったいないという感じです。

2区:尾崎
尾崎は次の主将です。
いつも期待通りの粘り強い走りをしてくれますし、今回もきっちり走ってくれました。
ただ、彼は走り終えた後に体調を崩して入院しているので、残念ながらこの会場には来ておりません。
来年は、尾崎、高原、神沢、加藤の四人を軸にチームを作り直します。

3区:竹澤
本当に素晴らしい選手で、卒業後はエスビー食品で走ります。
しかし、正直なところ、竹澤のいなくなるチームが、まだ想像がつきません。それくらい大きな存在でした。

4区:三田
彼は本当に高い素質を持っている選手で、期待どおりに走ってくれました。
来年は、もっと長い区間を走ってもらいたいと思っています。

5区:三輪
巡り合わせで『抜かれ役』という役回りを去年も今年も演じることになった三輪ですが、実力のある頼りになる選手でした。

6区:加藤
私も相楽コーチも、加藤については絶対の自信を持って送り込みました。
私も加藤も入れ込み過ぎてしまい、最初に突っ込み過ぎたのが失敗でした。

7区:八木
彼はビビり屋さんでして、それで持てる高い能力を出し切れないところがあるんです。
でも来年は山登りも含めて、重要な区間を走ってもらいたいと考えています。

8区:中島
彼は非常にストイックに練習する男で、竹澤の愛弟子という存在でした。
来年のチームでも、重要な役割を果たしてくれるはずです。

9区:朝日
一浪して早稲田に入ってきた朝日は、まさに一般生の星。
入学した時には、浪人のブランクもあって、Bチームの練習にも付いて行くことが出来ませんでした。
そこから、地道に練習してここまで伸びてきた。
そして、未だやり残したという気持ちがあったのか、卒業後は九電工で走ります。

10区:三戸
三戸は文武両道を実践した優秀な男です。
夏あたりから調子を上げてきて、今回はアンカーを立派に務めてくれました。
早稲田が強い時には、朝日や三戸のような頑張り屋の一般生が必ずいます。


控え:斉藤、神沢、蘆塚、高原、猪俣

神沢は理工学部なので、授業のある時期は週に一度しか部の練習に参加できません。
その授業の時期には調子が上がらず、練習にフルに参加する季節には調子を上げるという繰り返しです。彼は職人のような男でレースでは必ず期待どおりに仕事します。

蘆塚、猪俣、斉藤はいずれも一般生。
彼らは決して当て馬などではなく、レース寸前まで推薦入学組を脅かす努力をしてきたし、実際に推薦入学組を押し退けて起用されそうな勢いだった。
私も相楽も、本当に悩みました。

高原は、最後まで調子が上がらなかった。
彼が出場できていたらと考えないわけではありませんが、この思いは来年晴らそうと思います。
Comments (3)
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海底軍艦

2009-01-04 00:24:10 | 映画、テレビ、漫画
1968年(昭和43年)に封切りされた東宝作品『海底軍艦』は、冒険科学映画の大傑作です。

日本帝国海軍の一部の部隊が、第二次大戦終了後も南洋の秘密基地に潜んで、地中、海中、そして空中を駆ける万能軍艦『轟天号』を建造。
世界に対して宣戦布告した謎の海底王国・ムウ帝国と、その海底軍艦が対決するというストーリー。

東宝得意の特撮技術を駆使した映像もさることながら、何といっても、想像力を掻き立てられる海底軍艦の力強いフォルムに私はシビれました。

そして、高島忠夫、小泉博、佐原健二、平田昭彦、田崎潤ら、あの時代の東宝特撮映画の常連とも言える俳優さんたちが揃って出演されていて、音楽が伊福部昭さんが担当という点でも大いに楽しめます。


ただ、当時はウルトラマン・シリーズを中心とするテレビの怪獣ものに大半の子供たちの興味が集まっていた時代。

ですから、映画の封切りに合わせて海底軍艦のプラモデルなども発売されたりしたのですが、一部のファンから熱狂的に支持されるにとどまり、単発の作品に終わってしまったことは実に残念でした。


後年、例えばアニメの『宇宙戦艦ヤマト』でも空想の万能戦艦が登場しました。
でも、船のデザインに限っていえば、機能美と独創性において『海底軍艦』の足元にも及ばなかったと私は今も思っています。
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