外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

今日の東伏見

2009-01-25 18:13:54 | 大学野球
昨夜の雨の影響で、午前中は主力組は室内とブルペンでの練習。
新人では、早実組と地引捕手(木更津総合)が参加していました。

昨日は朝から休日出勤、今日も午後から丸の内のオフィスに移動して一仕事せねばならなかった私は、主力の練習を見ることなく、グラウンドを後にせざるを得ませんでした。

残念無念。

そんなわけで、午後の練習の内容が分かりませんから、「今日の東伏見」とタイトルを付けましたが、ちょっとタイトル負けしているように思います。
申し訳ありません。


ところで、新四年生の白石くん(早実)、新三年生の福満くん(川越東)に続いて、新二年生のマネージャーとして、松岡修三くん(青森南高校)が先日指名されました。

明るく人なつっこい性格の松岡くん。
「日本一のマネージャーを目指します」と、気合い十分のメールをくれました。
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ちょっと良い話

2009-01-25 00:17:40 | 早稲田大学
西早稲田は八幡鮨の四代目ご主人からお聞きした、ちょっと良い話をご紹介します。

十数年前、野球部が秋のリーグ戦で優勝を決めた夜のこと。
神宮の応援グッズで身を固めた学生さんが閉店間際の八幡鮨に現れて、「お腹がペコペコなんですが、1,500円しか持ち合わせていないので、その範囲で食べさせていただけませんか」とご主人に頼みました。

ご主人は、「早慶戦の夜に早稲田の学生さんに頼まれたからには、満腹なってもらいましょう」と、お寿司とビールを大盤振る舞いされました。

そして、いよいよお勘定という段に至った時、隣の席で飲んで、その様子を見ていた地元の床屋さん「バーバー吉田」のご主人が「その学生さんのお勘定、俺が払うよ」と申し出。

戸惑う学生さんに対して、「あのバーバー吉田のご主人がご馳走してくれるそうです。ちゃんと憶えていてくださいね」と八幡鮨のご主人が話すと、「ご馳走さまでした」と挨拶して彼は帰りました。


それから半年余りが過ぎた四月のある日、バーバー吉田のご主人が八幡鮨に「おい、あの学生さんを憶えているか」と、やってきました。

聞けば、その日の夕方、若いサラリーマンがバーバー吉田にやってきて、散髪を終えた後、おもむろに「早慶戦の時はご馳走さまでした。あの時、八幡鮨のご主人からバーバー吉田さんは日本酒が大好きと聞きました。今日初めて給料をもらったので、ぜひ飲んでいただきたいと思って買ってきました」と一升瓶を置いていったのだそうです。

泣かせる話ではありませんか。
もちろん、その夜の八幡鮨は、その話題でもちきりとなり、誰もが何ともいえない温かい気持ちに浸ったそうです。


そのバーバー吉田のご主人は数年前にお亡くなりになりましたが、生前は、それはそれは大の早稲田ファン、特に応援部のファンだったそうです。
毎日、売上金から500円ずつ貯金して、貯まったお金で年に一度応援部員たちを慰労することが、ご主人の何よりの楽しみであったとか。

そのご主人がお亡くなりになった時、葬儀が行われた大福寺(穴八幡の交差点の角)には応援部員がずらりと整列し、出棺の時には「ありがとう、ありがとう吉田さん!」「ありがとう、ありがとう吉田さん!」と応援部員が連呼して、棺をお見送りしたそうです。

大学と地域が一体となった、学生街の温もりとでもいうのでしょうか。

これからもそんな空気の流れる早稲田界隈であり続けて欲しいと思います。
Comments (3)
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