外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

もう一度「蘇州夜曲」

2009-12-23 13:38:21 | 音楽
今年2月、上海に出張した際に、蘇州夜曲を話題にしました。
記事へのリンク

私のオフィスには、若い中国人スタッフが二人います。
共に明朗な女性で、歌も大好き。

彼女たちに一度「蘇州夜曲」を聴いてもらったことがあるのですが、「メロディが素敵です」と、とても気に入った様子でした。

早稲田の教授であった西條八十さんの詞も、服部良一さんの曲も完璧な出来で、とても1940年(何と70年前!)に作られた唄とは思えない新鮮さです。

ユーチューブで探してみたら、アン・サリーさんの録音が最も私の好みでしたので、リンクを張らせてもらいます。
現役医師でシンガーでもあるというアン・サリーさん。
彼女の透明な歌声が、この名曲に新たな命を吹き込んでくれたように思います。
作品に関する詳しい解説も楽しいですよ。

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早慶戦プレイバック

2009-12-23 11:14:41 | 大学野球
四年生の一人から、秋の早慶戦の舞台裏を聞きました。

一回戦に二桁失点で大敗した早稲田。
四年生たちは、リーグ優勝どころか、二回戦に負ければ即ちに引退という危機に追い込まれました。

神宮から東伏見に戻ると、翌日の出場メンバーにより室内で練習が行なわれます。

10月31日も早慶二回戦に備えた練習があり、それを終えた後、暗くなったグラウンドに四年生全員とベンチ入りする三年生以下の部員が揃いました。

「このまま終わってたまるか」「明日、勝って次につなげるぞ!」と大声を出しながら四年生たちは、全員でランニングを始めました。

すると、ベンチ入りしない下級生たちもグラウンドに集まってきました。
暗闇の中を大声を出しながら走る四年生たちを取り囲んで、下級生たちは「頑張れ」「明日、絶対に勝ちましょう」と懸命に声援を送りました。

そのランニングで決意を新たにした四年生たちは、室内練習場に戻り、深夜まで打撃練習を続けました。
ベンチ入りしない四年生たちが打撃投手として最後までつきあったそうです。

果たして、翌日の早慶二回戦で、藤原、大前、山川が意地の一打を放ちました。
あれは、文字通り四年生全員の思いが後押しした、四年生全員で打った、執念の一打だったんだなあと思います。

この一年間、生真面目に野球に取り組んできた四年生たち。

そんな四年生たちの姿を見ていたからこそ、斎藤、宇高ら、三年生以下の部員たちは、試合終了後に「勝てなくて、すみません」「勝って四年生を送り出すことができず、申し訳ありません」と涙を流したのでした。
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