外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

東伏見からメジャーへ( その2)

2011-12-21 21:51:26 | 大学野球
青木宣親くん(早大-ヤクルト)の移籍先が、ミルウォーキー・ブリュワーズに決りました。

昔、ビールのCMに「ミュンヘン、サッボロ、ミルウォーキー」というフレーズがあったように、ミルウォーキーはビールの街。

何と言っても、ミラー・ビールの本社がありますし、ブリュワーズというチーム名も、「造り酒屋」あるいは「杜氏」というような意味です。
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今年の夏、もし休暇が取れていたならば、私はシカゴに旅行するつもりでした。

シカゴを拠点にして、シカゴ・ミルウォーキー・デトロイトという3都市でメジャー観戦を楽しむという、昨年に続いて野球三昧の計画を練っていたんです。
(T_T)

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ミルウォーキーは、シカゴから普通電車で1時間半ぐらいで到着する距離にあります。

日本から青木くんを応援に行く場合には、シカゴに軸足を置くことをお薦めします。
野球に加えて、シカゴ・ブルースも楽しむことができます。
あの映画「ブルース・ブラザーズ」の撮影された街がシカゴなんですから。

もちろん、映画のように、謎の女性がロケット・ランチャーで宿泊先を攻撃するようなことはないはずです。
(;^_^A
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ところで、昨日、ネットでニュースをチェックしていたら、読売オンラインに、北朝鮮の内部では住民が「陰で正恩をガキ」と呼んでいるという記事を見つけました。

私も、北朝鮮に対しては、やりきれない思いや憤りを感じている者の1人です。
しかし、国家の元首に対する陰口をストレートに記事にしてしまう読売新聞の感覚に、私は違和感を覚えました。

「日本では、我が国の元首について、こんな報道がされている」と北朝鮮の国内で伝えられたならば、国民は、いかに困窮していたとしても、日本人に対して憤り・怒りを感じることでしょう。
そして、このような報道は、相手側にすぐに伝わってしまうものですし、権力者たちに都合良く利用されてしまうに違いありません。

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東日本大震災の直後における海外メディアの報道を思い出してください。

被災地では、食べ物に困った避難民の中には、無人となった他人の住宅から食料などを盗むという行為が現実にありましたし、海外メディアも、その事実を把握してはいました。

しかし、海外メディアは、そんなアラ探しのような記事ではなく、大多数の日本人が極限状態においても理性的な行動をとり、少ない食料を皆で分けて困難に立ち向かっていることを賞賛し、その記事を世界に配信しました。

彼らの記事から、「ガンバレ、日本の皆さん」という思いを、私は感じ取ることができました。

今回の読売新聞の報道から、そんな思いを感じることができるでしょうか。
もし北朝鮮の国民が記事を読んだならば、日本に対する激しい怒りや憎しみを抱き、かたくなな気持ちになるに違いありません。

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北朝鮮が国際社会に正常な形で参加することを期待するならば、日本も理をもって臨みましょう。

他国民の拉致、武力による近隣諸国に対する武力による脅し、あるいは覚醒剤や武器輸出による外貨獲得など、国家としての北朝鮮は確かに無茶苦茶でした。

そんな国家に対して、要求すべきことは要求する。
時には毅然として経済制裁を実施する。
外交は、そうあるべきです。

しかし、圧政に苦しむ国民の一部の嘆きをストレートに報道したならば、日本が北朝鮮国民の苦しむ様を嘲笑しているかのように受けとめられて、彼ら個人の尊厳を傷つける恐れがあります。
そんな無神経な報道姿勢は、厳に慎まなければいけません。
事実ならば、何をどのように報道しても良いというわけではないのです。

読売新聞には、北朝鮮の国民に温かいメッセージが伝わるような、懐の深い報道を期待したいと思います。
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