バカ犬

ちょっとバカ犬になって、本音を言ってみたいと思いませんか?

民主党のちからが見えてきた?

2009-10-28 | Weblog
鳩山さんの所信表明演説を読み、その他の大臣の行動、言動がいろいろ見えてきて、少しずつ、民主党のちからが見えてきた。国民の期待値には届いていない。

端的に言うと、「ちからが無い、統一されていない、ガバナンスが効いていない、何を目指しているのかよく分からない」だ。

亀井さん、本当にタイム・マシンで過去に戻ろうって言うのか?
それはちがうよ!巨大なゆうちょ銀行、かんぽ生命保険会社が、国の庇護の中ぬくぬくと生き延びて、厳しく競争をしている民間の銀行、保険会社に優位な地位を保全するなんて許されないぞ!
フェアな商売をして欲しい。
鳩山さん、コロリと法案を出したって、国民の期待値はどんどん踏みにじられていくぞ!

藤井さん、何故自民党の出した補正予算、5兆円、全てチャラにしてゼロベースって宣言しなかったのだろう?
そういう補正予算の修正をやれば、民主党はヤル気だと、国民を安心させてくれるに…。
国債発行を認めるような予算は組むなってことだ。
消費税意以外の増税を考えてもいい。
たとえば所得税、物品税の累進性を高めたって、金持ちには何のインパクトも無い。
たとえば、1000万円の車を買う人が、100万円余分に税金の払ったって、欲しいものは買うだろう。でも、金の無いやつは、消費税の5%がたとえば倍になったら、困窮するぜ。

前原さん、八ヶ場ダム、はっきり止めると言ったのだから、実行してよ!
狭い視野で、古い感覚でしか見られない知事どものいう事を聞いてたって、何の役にも立たない。これから、どんどん予算執行の泥沼に入り込んでいくだけだ。一日でも早くやめて、中止を実行すること。
地方に金を返すなんて理不尽な要求に屈することは無い。
「つけ」は全部自民党と経営責任を持っていた、これまでの知事達に私財をなげうってでも弁償しろといってやれ。地方自治体の議会責任者も同罪だと思う。

菅さん、仙谷さん、何をやってるのか全く見えないよ!
日本の将来、どういう成長戦略があるのか?ナンにも見えない。
このまま、日本はジリ貧で終わっていく鎖国時代に戻ろうって言うの?
GDPは日本だけが突出して、低成長路線をこの10年以上はしっている。
米国だって、EUだって、ちゃんと経済成長している。
そうすると、日本の基幹産業はナンなのだと聞きたい!

一説によると、日本の民間貯蓄額は3000兆円に達するって言う。こんな金、どうやって活躍させるの?金は活用を待っているぞ!

結果として、子供たちにどんな夢を語らせるの?

そろそろ、新しい政権のモラトリアム(猶予期間)も終わりに近づいている。
国民は失望し始めている。

鳩山さん、トップダウンって…

2009-10-17 | Weblog
 民主党政権がスタートして、早一ヶ月。
 基本的には頑張っていると思う。自民・公明連合与党よりはるかに本質的な政治の動きをしている。

 でも目にあまる点が見えてきた。それは二つ。

一つ目は、プライオリティー、優先順位付けの不足だ。

 補正予算の見直しについても、各省庁から削減可能な項目を上げさて、それを政治の観点で削減するっていう方法が取られた。その中心は、仙谷行政革新相の担当だ。頑張ったとは思う。
 
 でもここで見落としてはてはならないのは、本当の国全体化から見たときの優先順位付けが行われたのだろうかという疑問が沸いてくる。
 単に下の省庁から、この辺でどうでしょうという積み上げをベースに全てを行っているからだ。
 これだったら、官僚の意図が十二分に発揮できる仕組みだ。
 これでは省をまたがった優先順位付けは行われない仕組みでもある。
 本当の優先順位付けになっていない。これは間違いだと思う。

 同じことが、来年度の概算要求の作成でも行われている。
 その挙句が、90兆円を超える総額要求となってしまった。

 とにかく予算は、下側から積み上げさせておいて、その後切っていくという形では、従来どうりの省毎の縦割りだ。
 これでは、本当に民主党に託した国民の意図は達成できない。
 もっと政治の横断的なプライオリティーに基づいた予算項目をガイドとして出して、それ以外はゼロから出発しなければ、自公政治と同じだ。

 こうした、国全体の課題、その優先順位付けは誰が責任の持っているのかはっきりしない。
おそらくは、仙谷さんと、何をやっているのか見えない、菅国家戦略相の仕事だと思うのがだが、そこが実現されていない。

 鳩山さん、一度積みあがったものを削るというのはとても難しいことだと知るべきだ。へろへろと、記者会見に臨んで、これから切っていきますなんて言ってることが、そもそも間違いだ。早急に民主党としての優先順位付けをして、省を横断した形で、骨格を打ち立ててもらいたい。そうでなければ、国民の政治とはならない。相変わらずの官僚、省任せの立案となってしまう。

二つ目は、連立した小会派とのスタンスの持ち方だ。

 鳩山さん、この問題を解決できるのは、鳩山さん本人しかいない。下には投げられない問題だ。自分の力で、閣内不一致内閣を一つにまとめていって欲しい。それが、あなた自身の目下の仕事だ。

国民は、期待をもって鳩山さんの民主党内閣を見守っている。
その期待を裏切らないように、自戒して、厳しく律して欲しい。
これこそが、本当のトップダウンだ。

2016年・東京オリンピックの落選

2009-10-05 | Weblog
先のコペンハーゲンでのIOC総会で2016年のオリンピックの開催地が決まった。
結果はご存知のとおりリオ・デジャネイロ
東京は全体で3位になり落選した。

僕はリオの開催はとてもいい決定だったと思うし、東京の落選をよかったと思っている。
どこに東京でオリンピックを開催する必要が本当にあるのかと思っていた。
新しい国立競技場を作ったり、選手村を作っても全く都民のためにならない。
ハコ物作りの典型ではないか。一度作ればその維持費だけでも大変。
決してそこから東京の将来の豊かさを描くことなどできない。
いかににコンパクトに作ろうが、ハコ物であるには変わりはない。

石原さんが、「東京のプレゼンテーションが、誰が聞いてもいちばんだった…」なんていっているけど、かなり国民、都民感情からはなれている。

スポーツ界にも落胆の意見もあるようだが、全く何を考えているか分からない。
オリンピックは、どこでやってもオリンピックだ。種目にチャレンジして他の選手達と競技するのに、サッカーのアウエー、ホームではあるまいし、どこでやってもその選手の目的は変わらないはずだ。

金をかけるなら他の選択肢がいっぱいある。重要度もいっぱいある。
東京は唯一、国からの地方交付金がない、いや必要としない豊かな自治体だから、その税金をどう自分達のために、東京のために使ってもいいという議論はない。

オリンピックで、今の若い人に元気を与えたいなんて時代錯誤だ。
それなら、もっともっと人材の育成に金をかけたらどうだ。
世界中で通用する国際人を育成することを考えたっていいわけだ。

再生産に向かうなら、東京を世界の観光地にするなんて考えもある。
これはオリンピックの開催で結果として狙っていたことかもしれない。

最近の世界の経済情勢を見ていると、もう今までのように、製造業を中心とする対外依存の、貿易立国は成立しない。
やるとすれば、東京の「いろんなものがごちゃ混ぜの文化」を逆手にとって、世界中の人が一度は訪れてみたい観光センターにするほうがはるかに将来性がある。
パリやロンドン、ニューヨークやサンフランシスコ、香港くらい外国人を魅了する街にしていけばいい。
その中心は、人だ。文化だ。

オリンピック招致の今までの費用だけで、100億円がつぎ込まれたそうだ。
もったいない。これも、行政の経営責任だといっておきたい。
予定どうり東京オリンピックをやったら、さらに1000億はかかると言われている。
そんな金の使い方は間違っていると思う。
東京といえども、それほどゆたかな街ではない。

街の人のインタビューで、「残念でした」っていっている人がたくさんいた。
「おい、本当かよ」っていいたくなる。
自分達の税金の使い道を上のほうの意志で決められているのに、なんとも間の抜けた感想だ。

これでは、地方の誰も走らない高速を「2車線から4車線に拡幅する」って言っているのを批判なんてできっこない。

ここには、全く同じレベルの感覚が存在しているからだ。