バカ犬

ちょっとバカ犬になって、本音を言ってみたいと思いませんか?

参院1票の格差 選挙無効判決

2013-11-29 | Weblog


いつも思うのだけれど、衆院の一票の差を違憲状態と判決した最高裁の判決といい、
今回の広島高裁岡山支部の判決も、国会の怠慢を指摘している。

しかし、国会の各派の利害は一致するわけは無く、うやむやのうちに任期切れとなっていくのを見ていると、本当に腹立たしい。

問題は、「国会」ってなんなのかの定義が分からなくなってきたことだ。

行政の長である、総理大臣が格差是正の責任を取ることはないし、各党派も、党であって、「国会」ではない。

要は、実行の責任は誰になるのか分からない。国会の職員でもないだろう。

「国会」は国会としての、組織を定義しなければ、だれも実行責任を取らないことになってしまうのではないかとつねづね思っている。

本来的には、衆・参議院議長だろうと思う。そこに、事務局の優秀な弁護士や、憲法学者等をスタッフとして入れるのが妥当だろう。素案を作って各党に提示するくらいの権限がなければ、実効はおぼつかない。

今の、多数党が議長を務めると言う慣例では、独立性も、意識改革のサイクルもまわらない。

その証左に、この件に関しては、各党の幹事長がコメントしているだけだ。彼らが国会の改革を積極的に行うはずはない。

衆議院議長、参議院議長は何をしているのか不思議だ。

残るは、空しさだけだ。

福島原発避難民は生殺し

2013-11-17 | Weblog

 福島原発#1の事故のその後を見ていると、政府、官僚、与党は、じわじわと小出しに情報を出していっているとしか思えない。

 時間を稼いでおいて、本当の事は人があきらめた頃にリークしていくというやり方がまかり通っている。

 避難者が「すべてを事故前に戻してほしい」と願うのは当たり前で、自然。

 しかし、客観的に見てみると、誰だって、そんなことはできっこないと知っている。いくら除染費用をかけたって、できないものはできない。

「帰還困難区域」と「居住制限区域」の対象から避難している皆さんにとっては、この客観的な、冷たい現実を、政府はじわりじわりと、小出しに真実の情報に向かって情報の切れ端を出している。

政府は、早く、帰還困難だとか、居住制限だとか言わないで、はっきり「ここには帰れない、除染もできない」と言うべきだと思う。

避難した人が帰りたい気持ちがあっても、冷徹に、「死の村、町」と言うべきだと思う。同時に、他の地での生活の再建を目指していく人に、十分な補償をしていくという方が、避難している人たちにとっても、覚悟を決めて新しい生活を設計できるのではないかと思う。

放射能は怖いけれど、もう先がないから、元の土地で住みたいという願望の強い老人たちには、そのオプションを残せばいい。

一方、除染した「土」の中間保管の仕組みが瓦解していることは明らかだ。死の町、村と定義したら、そこの中間では無く、永久保存の施設をつくるのが妥当だと思う。

もしかしたら、核のゴミの永久保存施設も、こうした死の村、町に作って行くのがいいのかもしれない。そうした利用方法しかないのだから、もう、これらの土地には。

なまじ、避難民に寄り添って、何らかの希望を持たせようと、希望的な話を出しながら、片や、現実的な情報を出して、時間をかけて、避難民気持ちがあきらめになるのを待つというのは、とても姑息だと思う。

旧ソヴィエトのチェルノブイリ原発事故は、大きな示唆を与えている。

「誤表示」は、福島原電でも

2013-11-08 | Weblog

「誤表示」という言葉がまかり通っている。

意図をもって内容を偽の名前にしたのなら、ではなくて、 表示だろう。

安倍さんの、「コントロールされている」も、偽表現だろう。

前に「ヤッコさん、こんな人が福島には必要だ」と書いたけれど、偽を発言する人には任せておけない。

国際チームを作って、日本の、そして世界の心配に面と向き合う時だ。

今日の朝日新聞に「(どうする汚染水)世界の英知集めチームを マイケル・シュナイダーさん」という記事が載っている。

何とか、人間の英知を集めなければ、偽情報からは抜け出せない。