バカ犬

ちょっとバカ犬になって、本音を言ってみたいと思いませんか?

行政の経営と責任

2005-10-30 | Weblog
行政、官僚の世界には、経営という感覚がまるでない。
民間であれば、仕事上の失敗は成績に響き、
担当役員は更迭か、減給の結果責任を取るのが当たり前だ。

しかし、行政の経営はどうか?数値目標があるわけでもなく、
予算超過経費は後追いで承認されていく。

誰か、行政責任を問われた官僚はいるのだろうか?
聞いたことがない。いれば教えて欲しい。

たとえば、
長良川河口堰問題。10年たった。
1800億円の建設費と、赤字による周辺地元(税金)が推定
一兆円になるという。
これで、建設省の次官とか、河川局長は自分の退職金を返納しただろうか?

たとえば、
2500億円かけている、有明湾干拓事業。
金利負担はドンドン積み上がっているが、
農林省のお役人の、減給が決まったとは聞いていない。
退職金は払えないぞ。

たとえば、
運輸省の「ひまわり4,5号」が失敗した。
今上がっている6号もトラブル続き。400億円が危うい。
誰が責任を取るのか、責任者氏名をはっきりしておいて欲しい。
退職金は返納必至だ。

これらみんな国民の税金か、借金だ。

責任があるところに経営がある。
これが本当の民営化だ。

「戦犯」は存在せず

2005-10-28 | Weblog

政府と、民主党の野田氏が、先の太平洋戦争での
「戦犯」は存在しないと言ったことがS新聞に報道された。

ついに、ここまで来たかという感じだ。

戦争を起こした犯罪者は存在しないという訳だから、
誰が多数の死をもたらしたのか、不明のまま歴史の中に
風化させようとしているように見える。
どんなレトリックか、うまく説明できないが、
東京裁判そのもの正当性を否定してたどり着いた結論ではある。

こんな歪曲した議論をしていて、果たして日本という国を
信頼してくれる国が世界の中にあるのだろうか。

戦争は、自然現象ではない。
国民が、自発的にあそこと戦争しましょうと言った訳ではない。
必ず誰かが世論を操作して、大義名分をつけて、
そちらの方向にもって行ったことは明確だ。

これこそ戦争犯罪者ではないのか。

何だかバランスの崩れた考えのように見える。

総選挙はおもしろかった!?

2005-10-26 | Weblog
昨日A新聞のトップに、「総選挙はおもしろかった」:52%
おもしろかったと答えた人は20代が圧倒的。
影響を受けたのはテレビ:51%

残念ながら、「おもしろかった」の内容、定義は不明。
テレビ劇画の世代が、政治の世界でも自分たちの反応を、
率直に出したのだろう。関心がたかまったことは,好い事だ。

しかし政治の世界で、おもしろさだけで君たちの将来を
決めていいものだろうか?
もうすでに、増税案は出来上がっているし、消費税も10%以上
になることが明らかだ。国の借金もつみあがっている。
老齢化での、医療費の突出をいかに抑えるかも、だんだん
見えてきた。貧乏国への転落は、もう始まっているかのようだ。

自民党が大勝したのは、自民党のメディア対策にあったようだ。
元NTTの報道部長の活躍と、それに乗っかった皆さんへのつけが
今まさにまわってこようとしている。

若い人のオピーニオンを知りたいものだ。

小泉さんの靖国参拝の意味するもの

2005-10-22 | Weblog
首相の靖国参拝で、いろんな意見が出てきていておもしろい。

新聞や放送局の調査によると、反対の理由に
「中国、韓国との関係の悪化」をあげる人がいる。

反対の理由をあらかじめ用意された選択肢の中から選ぶことになっているからだろうが、この理由にはどうも納得がいかない。

本当はアジア全体、世界を念頭に置いた理由が必要だ。
「彼らが嫌がるから…」では、馬鹿丸出し。

基本的には、近い将来日本はアジアと、どういうスタンスで
接していくのかという視点が欠落している。

人的に、天然資源的に、中国には対抗していくことは困難だ。
もうすぐ、インドも世界の中で重要な地位を占めてくる。
韓国は製品開発力で、日本をじゅうぶん脅かしている。
その他の発展途上国も、中国、韓国、インドを将来の
中心に見すえながら、自分たちの将来の姿を描いている。

これに反して、日本はアジアの片隅に向かって自分で
進んでいるようだ。

こうした構図の中で、日本はどんな存在意義を構築していくのかが全く見えてこない。

靖国問題の先にあるのは、日本自体の将来展望が
他の国にとって、どう見えているかということだ。
逆に、彼らにも日本人にも全く見えていないのではないかと
空恐ろしくなる。

ニュースの矮小化、フィルター掛け

2005-10-20 | Weblog
先日(18日)見るでもなく国営放送の夜のニュースを見ていた。

普通は見ていないのだが、そこには発見があった。

1.「テロ特措法の1年延長が国会でを可決されました」と、
簡単に述べた。

これって、その意味するところを矮小化した伝え方ではないかと思った。
インド洋上で作戦中の米軍の艦船に、今高騰している高い油をタダで「ガブガブ」飲ませている法律だってことなんか
国民にはわからないよね、300億円以上の金をジャブジャブ使って。
イラク戦争に参画している船たちだったことはあったり前。
でもテロ対策なんて言われれば「悪いことじゃやないじゃな~イ」って思っておしまいだ。


こうゆう手口に引っかかっているのだと思うとぞっとする。

2.「古田が捕手兼任でヤクルトの監督就任を決めた」と述べた後、彼の経歴を述べていた。

その中には、日本のプロ野球史上初めて選手会の会長として
ストライキをやって、プロ野球オーナー界に一石を投じた
ことなんてどこにも言及していない。
昨年のことだよ。

これって、伝える内容に対する意図的なフイルター掛けの仕業ではないのかと思う。

小泉さんは、新人教育で「本質を見据える力:造反を見破る力」と力説したらしいけれど、
「本質を見据える力」は本当に重要です。
こうゆう事って、日常的に皆に分からないようにやられて
いるんじゃないかと考えた。

興味深い体験でした。


やはり白紙委任状

2005-10-17 | Weblog
前回の衆院選で大勝した小泉首相にたいして、
いろんなところから「白紙委任状を渡したわけではない」と、
訳のわからないことを言っている人が沢山いた。

今日、やはり「白紙委任状を渡してしまった」事実が
明確になった。

小泉さんは、今日「靖国」に出向くそうだ。
60%もの人が、信任しているのだから大手を振っていける。

「そんなつもりでは」と今さら言っても始まらない。

これで、アジアにおける中心的存在は中国の手にわったった。

スイングした皆さん、どうお考えですか?

日本の借金総額

2005-10-13 | Weblog
日本の借金総額を、リアルタイムで見ることができるサイトが
あるのを知りました。
赤字カウンターです。それによると、
1,000兆円を越しました。

真面目な学究者がデータを提供しています。

http://www.kh-web.org/fin/

一度見てみては如何でしょうか。かなり真面目になれます。

年間の国の歳入が50兆円だとしても、20年間返し続けることになります。

意図的にサンプル層を限定?

2005-10-09 | Weblog
内閣府が少子化対策の立案のために、意識調査を行った結果が
昨日報道された。

「子育ての金銭的支援が重要」という結果が出たと
言っている。

全くナンセンスな調査だと思う。
理由は、いま子供がいる「母親」にのみ聞いているのだ。

本当の問題を抉り出すなら、
「子供のいない既婚者」、
「未婚でこれから結婚しようという女性」、
この二つの層をも含めて調査をやらないと意味がない。
分析するのに層別するのは好いとしても。

今、子育てで苦労している人に聞いたら、「金」が出てくるのは
当たり前。

これからの子供の数を増やしていくには、何が必要かを
探らないでどうする。
たとえば、
・結婚の意図を援助していく
・子供を作るのが楽しいとおもってもらう
・子育てを社会として支援していく

この企画をした、官僚の頭の中を見てみたい。
もしかすると、来年度予算に子育て支援の予算を分捕るために、
意図的にサンプル層を限定したのではと、勘ぐってしまう。


トルコがEUに

2005-10-07 | Weblog
トルコとEUが参加の交渉を始めた。

初めての、イスラム国家のEUへの参加となるわけだが…。

ヨーロッパ系民族以外では、すでにハンガリーが加盟している。
しかし、宗教も違う国まで拡大しようという試みは、日本人
にとって想像だにできない。
懐が広いというか、壮大な将来を見つめた目がどこかに
あるに違いない。

ドイツが、過酷な仕事をトルコ人にゆだねていることは知られて
いるが、(ちなみに、ドイツでは、ドイツ語の他にトルコ語の表示が一般的)
果たして、この方向が結果として正しいのかどうは、長い歴史が
将来教えてくれるだろう。

一方、日本では外国人労働者を今後どう受け入れて行くのか
全く見えない。
人口六千万人の単なる老人国家になっていくのだろうか。