バカ犬

ちょっとバカ犬になって、本音を言ってみたいと思いませんか?

NHK 世界遺産「フランス縦断の旅」のお粗末さ

2006-07-21 | Weblog
高い制作費を使って、NHKが世界遺産フランスの旅を連日放映している。

何故「生中継」である必要があるのか全くわからない。フランスをかなり実体験しているが、全くの期待はずれ。カメラを物理的時間のあいだ回して、住吉アナとコメンテーターが会話で説明していく。
しかも90分もだ。

前回懲りたので見る気は無く、録画で部分的に見ているが、なんとも間の抜けた画面があるだけだ。全くつまらないものになっている。もっとフランスの実像が浮かんでくることを期待していたのだが、全くの当て外れだ。

原因は、なぜ「生中継」でなくてはならないのかが、番組を作っているほうで分かっていないかと思う。その瞬間に、その場でしか捉えられない場面が生の本髄。それからはずれている。

絵葉書のような絵をスローな物理的時間にしばられた動きで見せられても、臨場感も、その場の空気も伝わってこない。
こんなので、よく番組が作れるものだとあきれ返った。

間に、録画して編集してある画面がが時々入るが、これのほうがよほどおもしろい。

画面のかったるい情報量の少なさと、さらに住吉アナの声量の無い聞きとりにくい声が、この番組を徹底的にダメにしている。

こんな番組は、「生中継」で、資材をかけて作らないで欲しい。編集してもっと内容のある画面を作ってくれ。それにしても、これが受信料を取っている有料の番組だとは驚きだ。




常に単眼的な発想法に見える日本外交

2006-07-12 | Weblog
北朝鮮のミサイル発射に付いて、その後の日本の動きを見ていると、ネゴシエーションの常識からは実に幼稚に見えてくる。

ミサイルの発射に慌てて、国連での対北朝鮮制裁決議案の策定と提出。
中国とかロシアとか、北朝鮮を取り巻く利害関係の深い安保理常任理事国への事前のアプローチも無く、唐突に「黒白」ははっきりしているとばかりに、単眼的なのも見方で突っ走った。
結果としては、アメリカこそチョット付き合ってはくれているが、反対するほどではないとのスタンスに読める。アメリカは日本ほど、今回のミサイル発射に危機感を覚えてはいない。

テレビに映る日本の国連大使の表情も、懐の深さを感じられない直情的なものに見えてくる。

結果としては、6カ国協議への復帰が最優先の中国にアメリカが遠慮して、時間稼ぎになってしまった。

もっと複眼的なものの見方をしてはどうだろうかと思わされてしまう。
本当に世界の国々がそろって経済制裁を加えられるのか?

ネゴシエーションは、ウイン・ウインの関係を何らかの形で造らないと成功はしない。
正しければ、自分の意見を言い続けていれば、そうゆう結果になると単純に考えるべきではない。

北朝鮮関係にしぼってみても、拉致問題が解決しないと何にも前に進まないと、「自縄自縛」で選択肢を狭め、「黒白」による主張を繰り返してしているに過ぎない。

もしかして、国民の知らないところで、いろいろなオプションを準備して話し合っているのかもしれない。そうであったら、其れはそれでプロの仕事だ。

複眼的視点という意味では、アメリカ一辺倒の外交姿勢にも問題があると見える。
アジアの国との関係を全く無視して、アメリカに同調していれば問題が自動的に解決していくとはとうてい考えられない。前にも書いたが、最後はアメリカはアメリカ本土防衛に戻っていくと考える。
今回のTV演説でブッシュ大統領は明確に言っている。

日本は、自分の安全を如何に守っていくのか、アメリカに丸投げの専守防衛はもう時代遅れだ。

そうかといって、自民党の一部が言っているミサイル基地先制防衛攻撃なんて、全く考えが浅い。
もし北朝鮮と今全面戦争になったら、アメリカは日本人のために血を流してくれるだろうか?
いくら3兆円払ってもそこまではやってくれない。

いろいろなオプションに基づいた、外交を進めてほしい。、



少子高齢化 世界ナンバーワン

2006-07-04 | Weblog
出生率が1.25、大幅に予想を下回った。
勿論65歳以上の老人が国民にしめる割合は世界一。
少子化対策は、金のことばかり。
子供を育てたい日本国を作っていくという視点が欠けている。

前にも書いたが、厚生労働省は平均寿命の向上を誇らしげに政策を進めてきた。
片や出生率が下がってきていたのだから、こうした結果は当然予測できたはずだ。

これで2年前に改定された年金の仕組みはもろくも崩れた。年金の支払保証は無い。
これからの老齢化の加速を考えると、満足な社会保障制度を期待できるわけが無い。
社会保険庁なんて、まったく機能していない。自分の利益のみ考えている人たちばかり。
老老介護とか言われているが、もっともっと悲劇的な世の中が来る。

そこでどうだろう、65歳(こだわらないが)以上の人に、ピンピンコロリという天国へのピルを、国がオプションで配ってはどうだろう。
医者の役割は寿命を伸ばすことが最重要ではない時もある。
今言われている以上の幅をもった、「尊厳死」も検討されて良いと考える。
不自由な体と、不完全な介護で、先の見えないつらい余生を送るより、自分の意志で自分の終末を決めるのを望む人はいっぱいいるはずだ。

自分の意志で生まれてきたわけではないのだから、自分の最後くらいは自分自身で決めたいとも思う。
これは過激な発想だろうか?

どうやって、他人に使わせないかなどいろいろ問題があるだろうが、今の歪な構造を見直すヒントだと思うが、如何だろう。


北朝鮮の宣伝を日本のテレビが?

2006-07-01 | Weblog
この2~3日、NHKも含めて、韓国の拉致家族の北朝鮮での拉致韓国人、金氏との再開が延々と流されている。

これを見ていると、日本のテレビは何のことは無い、北朝鮮の主張声明文を北朝鮮に変わって、日本人に流し続けているように見えてくる、コマーシャル料金も取らず。

これだけの放送をしながら、日本の立場、見方としては拉致家族からの反応をチョット流しているに過ぎない。

日本の視点も、独自の取材も無く、延々とたれ流し。北朝鮮の作った文章を流すのは要約で十分。新味は無いのだから。

直接の日本人記者による取材ができなかったことを考えても、自分の局の視点をちゃんと持って、自分の意見、主張をしっかり作って放送して欲しい。
出来合いの北朝鮮の作文を読み聴かされても何の意味も無い。
どの局を見ても、やってることは同じで、コメンテーターの顔が違うくらいだ。

北朝鮮に、完全に利用、悪乗りされているとしか思えない。