バカ犬

ちょっとバカ犬になって、本音を言ってみたいと思いませんか?

アベノミクス解散 ???

2014-11-23 | Weblog

ずるがしこい安倍さんが、長期政権を目指して、国民をだまそうとする衆議院の解散に打って出た。

ここで振り返って見てみよう、安倍さんの仕業を!
並べてみると、アベノミクスの第一、第二の矢が的をかすった程度だ。
あとは、全て、僕から見ればダメな政策ばかりをやっている

・無関心な国民をだまして、戦前を呼び返すという政治

・「デフレからの脱却」を最優先課題にスタート。物価上昇目標を「2%」にしたが、本当か? 
円安の恩恵を受けたのは、輸出大企業と株の売り買いの大金持ち

・安倍さんは「憲法を国民の手に取り戻す」と言ったが、誰から取り戻すか明言していない。
おそらく降伏条約の署名から始まった、アメリカをはじめとする欧米だろう

・閣議決定だけで憲法の解釈を変更し、集団的自衛権の行使が出来る戦争のできる日本にした 

・日韓、日中関係の改善努力は放棄した。靖国参拝で、関係をさらに悪化させた

・特定秘密保護法を設定し、戦前の治安維持法を回復しようとしている

・アメリカに書かされたと、9条憲法を改正しようとしている

・原発回帰に舵を切って、福島の惨状を反省していない。

・「歴史修正主義」を推し進めて、第二次大戦のは無かったことにしようとする。欧米の安倍政権に対する厳しい目を生み出した

・国会議員の大幅削減という公約を忘れて、国民に嘘をついた

アベノミクスの達成したことをあげてみると、

・金融緩和という名の、国債、国の借金の未来へのつけ回し
・財政支出 公共事業投資をして、一時的な需要を喚起したに過ぎない
・第三の矢は不発。発射台さえ出来ていない

国民はなぜ今、解散なのか、その必要性を理解できない。
国会議員の大幅削減と言いながら、そのままの定数[マイナス5]で選挙をしようと決断した。

新聞を読むと、読売はお先棒担ぎ。「中間評価」って、何の中間なのだ。
一方、日経は、「野党が破れて、政治的な虚無主義の荒野というのは願い下げにしたい」と客観的だ。

野党は、安倍さんの作った土俵で相撲を取ることはない。
アベノミクスも論点だが、上記の安倍さんのやって来た、戦後史を塗り替えようとする政治、そのものを糾弾すべきだ。

今日(11月17日)の各社の社説を読みましたか?

2014-11-17 | Weblog

沖縄県知事選挙の結果を受けた、各社の報道を読んでみてはどうだろう。

右がかって、政府に寄り添う視点から言えば、

読売>日経>朝日>毎日  となるだろう。

注:論外は産経(知事は黙れ)東京は社説に無い

読売は、安倍政権にべったり。
ちなみに、NHKは朝の放送で、政府の見解である、普天間と辺野古とのトレードオフという観点で、問題の本質を矮小化し、国営放送としての役割を立派に果たしている。これで金をとられてはたまらない。

普天間の危険を取り除くために、辺野古へ新設を主張した仲井真現知事。
方や、辺野古への新しい基地の新設に反対し、普天間の移転を説いた翁長氏。
結果としては、翁長氏の圧勝だった。

この選挙、また選挙結果をどう読むのがいいのだろうかと考えてみる。

・この問題を沖縄VS日本国政府 という視点でとらえるのが良いのか
日本国民は、どうこの問題を考えているかという観点もある 議論に入っていない
総論賛成(基地の分散化)と各論反対(自分のところはダメだよ)の国民性

仲井真さんは、普天間の危険を強調して、辺野古への基地の建設を正当化しようとした。結果として、本土を含む県外移転の選択肢は封殺した。

翁長氏の主張が正しいと思う。なぜなら、沖縄基地問題は、沖縄の問題と矮小化された議論が本土では盛んだからだ。しかし、それは間違いだと思う。

確かに、国防、外交は国の専権事項かもしれないが、当事者の沖縄国民の声を聴いて、他の選択肢を探すのが、政府の役割ではないのか?

毎日が、沖縄のアイデンティティーにも触れて、沖縄の主張を尊重すべきだと書いたのは正論だと思う。

アイデンティティーと聞くと、頭に浮かんでくるのは、スコットランドの独立投票、カタルーニャの独立住民投票だ。

日本政府が、沖縄の真意をくみ上げることを放棄するならば、結果として、沖縄の独立、すなわち、”琉球国“の成立の可能性も視野に入れるべきだろう。

ちなみに、沖縄経済に占める在米軍関連の経済は、5%にも満たないという事実を見逃してはならない。

円安で浮かれていていいのか?

2014-11-02 | Weblog

2年以内に、消費者物価を2パーセント以上上げて、デフレからの脱却が、「安倍首相と黒田日銀総裁の公約」だ。

安倍さんの第3の矢がなかなか飛ばないので、景気は下向き加減。

そこで、黒田さんが、「第2のバズーカ」をぶっ放した。世界中が驚いた。

その結果のもたらしたものは、みなさんもよく知るところ。
・ドル高を誘引して、結果として円は、115円/ドルまで下がった
・金融緩和を受けて、株価が上昇した 1万6千円。今後は1万7千円を狙うとか
・製造業の大企業、輸出産業はウハウハ
・中小企業やサービス産業は、材料費が上がって、四苦八苦
・海外の投資家は、一日で為替差益と、株の高騰で大儲け

まぁ、みんな浮かれているようで、メディアも、このニュース一色。

さらには、消費税の増税が予定されている。法律に書いてあるのだから、上がるに決まっている。国際公約でもあるから、安倍さんは絶対にやる気。

ちょっと想像してみてもらいたい。
円安の恩恵は誰が受けているのか? 輸出産業ががっぽりだが、それが社員や社会に還元はされていない。株式投資でがっぽり儲けた大金、小金もちはほんの少数の国民。

国の借金にあたる国債は、じゃかじゃか、日銀が購入するのだから、ドンドン残高は増える。世界中でGDPの200%を変えた借金を持つ国は無い。国民は無関心(?)。

報道が報道していないこと、それは、
一般市民が最も影響を受けるのは、物価の上昇だ。円安を良い事だと吹き込まれてきた国民は、ちょっと考えてみてほしい。日本の食用品の95%が輸入品。円安が進めば、同じものがそれに比例して上がっている。そのインパクトは誰に来るのか。皆さんの家計に直接的に影響するのだ。

輸送費も高くなるし、原材料も高くなる。いずれ、国産品といわれるものの値段も、円安の影響で高くなるのは自明。


そこに、消費税の増税だ。
考えても見てほしい。俄か成金たちが、一台6000万円もする車を購入したと聞く。3000万円以上の高級車市場も潤っているようだ。バカバカしい。10%の消費税は、3000万円の車の購入にも、朝早くから並んで買っている100円の卵にも同じ比率で科かってくる。そんな馬鹿な…。1000万以上の車に20%をかけても、買う人は買うはずだ。

国際的にはもう標準になっている、生鮮食料品に対する非課税も、安倍さんはグニャグニャ言いながら、実行するとは思えない。

安倍さんの政治を「良し」と評価している50%以上の国民の民さん、考えても見てほしい

こんな社会が、子供に、孫に続いていくのだということを…。