少子化対策を理由に、2020年のプライマリーバランス公約を破棄して、10月に国会解散と総選挙という安倍さんの記者会見をきいた。
少子化対策を上げ、消費税10%への公約を守ると明言した。
しかし、内容はなかった。
見えてきたのは、安倍さんの政治姿勢。
野党がダメなうちに、総選挙をやって、自分の首相の座を守ろうという魂胆が見えている。常套手段の、キャッチフレーズだけの政治を喧伝しただけだ。
幼児教育の受け皿の整備、高等教育の無償化などを並べたが、本当の基本問題が見えていない。日本の人口問題をどう解決していくのかが欠落している。
つまり、基本の問題が、無視されている。
データをお示ししよう。
「39歳までの「男性の童貞率と女性の処女率」が高まってきている」
(出生動向調査:厚生委労働省)
男性の童貞率 2002年:24.8% → 2015年:26.0% +1.2ポイント
女性の処女率 2002年:26.3% → 2015年:32.6% +6.3ポイント
処女と童貞で、子供が生まれるわけはない。誕生する新生児の数を増加させるのが、順序だろう。いくら保育園を増やすと言っても、基本の人口増加を初めに考えねばならないはずだ。
安倍さんは、国会の四分の一の要求があっても、憲法を犯して、モリカケ問題隠し通し、それらから逃げようとしているのが見える。真摯にお答えするなんて、大ウソ。
北朝鮮問題がヒートアップしているこの時期に、政治をほったらかしてもいいのかという疑問も湧く。
これまでも、アベノミクス選挙とか言いながら、安保法制や共謀罪法を通した。
汚い手口の常習犯だ。今度も改憲問題には触れなかった。しかし、改憲は捨ててない。
最終的に、国民は、安倍さんの政治家としての資質を評価する選挙にして、日本版トランプが暴走するのを止めなくてはならないと思う。