バカ犬

ちょっとバカ犬になって、本音を言ってみたいと思いませんか?

国民の馬鹿さ加減を追求した記事

2016-12-24 | Weblog

まあ、日本は狂っています。知らないうちに泥沼へ。

日刊ゲンダイがいい記事を書いています。紹介します。

日刊ゲンダイ 2016・12・23

以下引用

全体主義、排外主義が台頭 息苦しい2017年の日本と世界

不気味な凪だ。内政も外交も失敗続きなのに内閣支持率は高止まり。世論調査では、何の成果もなかった日ロ首脳会談や、悲劇を政治利用するヨコシマな真珠湾慰問を「評価する」という声が多数を占める。健全な批判を忘れた社会が道を誤るのは世の常だ。年の瀬に2017年の行方を占おうにも、不穏なムードが漂うばかりなのである。

「安倍首相の失態を厳しく糾弾しないメディアの弱腰も問題ですが、それに乗じて、安倍首相は言いたい放題、やりたい放題を繰り返してきた。そんな自己満足の政治ごっこを止められない野党の体たらくもあり、国民は政治に期待を持てなくなっています。野党がマトモに機能せず、メディアはカラスをサギと言うがごとき安倍政権のデマ宣伝を無批判に垂れ流す。それで国民が思考停止に陥っている現状は、戦前とそっくりです」(政治評論家・森田実氏)

 戦前の日本は、政友会と民政党が汚職を繰り返し、スキャンダル追及とポピュリズム政治に走った結果、国民の政治不信を招いた。その隙をついて右翼が台頭、軍部の暴走を許し、不幸な戦争に突き進んだことは知っての通りだ。
 今の国会を顧みれば、野党のフリをしていた維新の会がロコツに与党化し、弱小野党から自民会派入りする議員が後を絶たず、最大野党の民進党にも自民シンパがウヨウヨ。さらにはメディアも財界も安倍政権に尻尾を振るおぞましさで、戦前戦中の大政翼賛体制と何ら変わりはないのだ。

「圧倒的な数の力を持つ巨大与党を前に、野党にできることはかぎられていますが、野党だけではなく、自民党もだらしがない。安倍首相に誰も逆らえず、与党も国会も、官邸の意向を追認する下請け機関に成り下がってしまった。安倍政権は、外交も経済政策も税制も官邸が決めるから、黙って従えという態度で強行採決を繰り返す。異論を封殺し、最後は数の力で押し切る多数決は、民主主義を騙った全体主義でしかありません。安倍首相は自分が何でも勝手に決められると勘違いし、国会軽視は看過できないレベルになっている。国会軽視はすなわち国民軽視です。政党政治が崩壊し、議会が機能しなくなれば、民主主義国家とは言えないのです」(政治評論家・本澤二郎氏)


大衆の鬱憤が社会的弱者に向かうとファシズムが台頭

 過去にも強権的な政権はあったが、ここまで国民を愚弄し、軽視する政権は初めてだ。小泉政権時代も新自由主義で格差が拡大したが、当時はまだ“弱者切り捨て”で済んでいた。もちろん、それも許しがたいことだが、今は弱者が批判される。社会のコスト扱いされ、生活保護や社会保障に頼らざるを得ない弱者が糾弾される社会に変質してしまった。

 この風潮は、ナチスの優生思想に通じるものがある。そこが恐ろしい。大衆の鬱憤が社会的弱者に向かう時、「現状を打破してほしい」という願望がファシズムを支持してしまうことがあるからだ。自分たちの生活が向上しないのは政治の責任なのに、弱者ほど強権的なリーダーを渇望するというパラドックス。自分より弱い者を叩き、独裁者にアイデンティティーを委ねようとする。それが米国のトランプ次期大統領であり、欧州での極右台頭であり、この国の安倍一強を支える源流なのである。
対抗勢力がなく、強いリーダーを装ってさえいれば支持されるのだから、そりゃあ安倍はラクだ。失敗が明らかなアベノミクスを「道半ば」と強弁し、政策ミスは「新しい判断」や「新しいアプローチ」の言葉遊びでケムに巻く。言ったもん勝ちの大ボラが許されてしまう。

「独裁首相が憲法も無視して間違いを犯していても、議会はロクに批判ができず、メディアも報復を恐れて政権の顔色をうかがっている。いまや内閣法制局まで政権の手先になっています。その結果、日本経済はどんどん悪くなり、国際社会でも孤立し始めている。もっとも、いくら国会で圧倒的多数を握っていても、反対の国民世論が沸騰すれば、権力も好き勝手はできないものです。2017年こそはアベ的なものと決別しなければならない。黙っていたら、全体主義が一気に加速化してしまいます」(森田実氏=前出)

 大衆を支配下に置き、完全に操るための最善の方法は、ほんの少しずつ自由を奪い、気づかれないほどの小さな形で、その権利を蝕んでいくことである。これらの変化が元に戻すことのできない地点を過ぎた時、彼らは初めて気づくのだ――。ヒトラーが残したこの言葉が、日本の現在進行形を言い得ているのではないか。引き返すなら、今が瀬戸際だ。本当にこの流れでいいのか、国民は真剣に考える必要がある。

引用終わり






54% 日ロ交渉

2016-12-19 | Weblog

「日ロ首脳会談で北方領土での共同経済活動の交渉を進めることで合意したことについて、評価している人は54%に上る」



びっくりした。聞き間違いかと思った。バカな、と思った。バカかとも思った。


日本人の選択肢に、「NO]はないのか。
何一つ、収穫のないプーチンさんとの会談、ANNの世論調査によれば、54%が「評価する」と答えたようだ。

鳴り物入りで、計画されたこの会談、

最初は「4島」、次は「2島」、そして、結果は「0島」となり、

お土産に、国民の税金3,000億円を差し上げることになった結果に対する、日本人の評価だ。

さらには、安倍内閣の支持率が、1.6ポイント上がって、51.6%と聞くと、全く納得がいかない。

こんな御しやすい国民は外国にはいないだろう。いい加減にしてくれと叫びたい!

何故だろう???

P.S.

日刊ゲンダイが、同じ論調のコラムを書いている!








政治の質

2016-12-11 | Weblog



最近の世界レベルでの政治の質を見ると、結構、恐ろしい方向に向かっているように見える。

例えば、
・Briexit: イギリスが、EUを脱退するという方向が、国民投票で決まった
・フィリピンでは独裁的な大統領が、やんやの喝さいを受けている
・アメリカでは、民衆の不満を煽って、トランプ氏が大統領に
・オーストリアでは、僅差で負けたが、不安を煽ってEU脱退派が半分になった
・イタリアでは、政治改革に主唱提案を否決 EU脱退の方向に
・フランスも中道左派は敗北 極右のルペン氏が勢力を伸ばしている
・ドイツのメルケルさんも苦戦中
・韓国も朴大統領を弾劾案が可決 どこに行こうとしているか誰も知らない

これらをポピュリズムと呼ぶことが出来る。

ポピュリズム(英: populism)とは、一般大衆の利益や権利、願望、不安や恐れを利用して、大衆の支持のもとに既存のエリート主義である体制側や知識人などと対決しようとする政治思想、または政治姿勢のことである[1][2][3][4]。日本語では大衆主義や人民主義[5]などと訳されるほか、政治指導者、政治活動家、革命家が大衆の一面的な欲望に迎合して大衆を操作する方法を指し、大衆迎合主義[6][7]とも訳される。「Wikipedia」

政治指導者が大衆の一面的な欲望に迎合し,大衆を操作することによって権力を維持する方法。大衆迎合主義。「三省堂大辞林」

さらには、ノーラン・チャートでは、リベラルの対極に位置する「全体主義」とも、ポピュリズムは定義されている。



<ノーラン・チャート>
By SilverStar Creative Commons2.5

では、日本ではどうか。国民は政治に無関心。
それに乗じて、右の日本会議などは、巨大与党を利用して、着実に全体主義に歩みを進めているように見える。やはりポピュリズムか?

何故、安倍政権の支持率は上がるのか?

2016-12-02 | Weblog

国民に悪いことしかしていない、安倍さんの支持率が上がる。

これって、責任は「国民」にあると思うようになってきました。

自分の頭を使って考えない。ムードで、アンケートにたえる。結果を推理できない。

日刊ゲンダイが、その辺を暴いています。
じっくり、胸に手を当てて、国民一人一人が読んでみてください。不正規雇用者、お年寄りは切り捨てられています。

日刊ゲンダイ