バカ犬

ちょっとバカ犬になって、本音を言ってみたいと思いませんか?

忘れさられようとされている福島原発事故

2016-11-24 | Weblog


今回の福島沖を震源とする地震で、日本人の大部分が忘れていた、もしくは恣意的に忘れようとしていた問題に光が当たった。

福島第一原発事故の後遺症の底なしの深みだ。政府は、安倍さんは国際舞台で、「アンダー・コントロールだ」と言い放った福島の現状は、本当にコントロールされているのか。それは全くの事実誤認。問題は解決に向かうことなく、放射能汚染水、放射能汚染ごみ、放置された除染残土のビニール袋は増え続け、仮収納場所さえ決まらないでいる。肝心のデブリの取り出しにも、技術的な問題が次々と現れている。

毎日流れ込む地下水400トン対策の「地下凍結プロジェクト」は、事実上、失敗している。タンクはたまる一方だ。もう5年もたつから、錆が始まっている。

一方、廃炉作業には金がかかるから、東電の問題としては対処できず、国民全体に負担を求めようと躍起だ。安全神話を振りまいた当事者に払ってもらうのが妥当だろう。

さらには、老朽化し原発の再稼働を次々と決定していることも忘れてはならない。これも、だれの責任で決定されているのかも、はっきりしない。

忘れるのが得意な日本人は、時には現実を直視し、東京オリンピック、憲法改正と浮かれているわけにはいかない現実を認識すべきだろう。

下記リンクから、本日付の「毎日」の記事が読めます。参考までに。

http://mainichi.jp/articles/20161124/org/00m/040/006000c


2020東京オリンピックのサーフィンはどこでやるの?

2016-11-14 | Weblog

開催都市が自由に決めることが出来る5種目が決まった。

 ・野球とソフトボール
 ・空手
 ・スケートボード
 ・ボルタリング(いわのぼり)
 ・サーフィン

この中で、疑問な競技がある。

それはサーフィン

どこでやるの?
JOCはどこでこんなオリンピック競技に見合う波を見つけるの?



どう見もできそうにない。


P.S.
この写真はAFPからお借りしました。

矮小化される巨悪

2016-11-08 | Weblog


日本では、問題が起こると、真正面から取り扱うのではなく、問題を矮小化して、問題を小さく、小さく見せることが常であるとみえる。

矮小を、当事者が行う場合もあり、周り、メディアなどがそういうことに加担している場合が多い。

例えば、豊洲市場の問題、いつの間にか、「地下からのガスの調査で、問題が無ければ、GO 」という形になってしまった。

一つ僕の推測に基づく物語を書いてみよう。いろんな情報からの思い付きだ。

・東京都は従来から、ゴミの問題で、東京湾を際限なく埋め立ててきた
・旧陸軍の毒ガス研究所の汚染土を、埋め立て地に埋め立てた
・東京ガスは石炭からガスを取り出すための工場を埋め立て地に建てた
・東京ガスは、LPGの登場でこの工場が不要になった
・汚染した土地が残った
・誰かに買ってもらおうと考えた

・東京都は、築地市場の老朽化で、改築か、移転かという問題を持っていた
・デベロッパーは、銀座に近い築地を再開発して、巨額の利益を得ようと考えた

・東京都が東京ガスの工場跡地を買い取ることにした
・そこに築地市場を移転させるシナリオを作った
・豊洲に新市場を作ることを決定した
・建設業界は巨大なプロジェクトで潤った
・デベロッパーは築地の跡地で、がっぽり儲けようと画策した

・成功、大成功のはずだったのに、小池知事が疑義を唱えた

こうした物語を推測してみると、巨悪な裏計画した者がいるのが透けて見える。それに乗っかって、東京ガスは汚染した土地を、高く東京都に売りつけることが出来た。豊洲新市場を作ることを東京都が決めた。東京都のお役人が建設会社に恩を売ることが出来て、天下り先を確保できた。建設業者は潤った。巨大なデベロッパーは、銀座に近い築地に、超高層ビルと建てて、大儲けできることになった。

この裏に、石原知事がいただろうと想像できる。当初の予算、3,900億が、5、900億に跳ね上がった。850億の盛り土費用が消えた。

矮小化はやめよう。全体の構図を見て、これを正していかなくてはならない。