ホワイトカラー・イグゼンプションは参院選後に？

やっと自分の認識と、国民の認識とのあいだのギャップに気がついた安倍さんは、急遽、法案の提出を今度の国会ではやめることにした。

しかし本音は何にも変わっていない。
経団連も日経連も企業側は絶対にやるんだと安倍さんを押まっくているようだ。

参院選、憲法改正論議もあるが、このイグゼンプション法案は必ず再度現れてくると思う。
大勝すれば、安倍さんは、稚拙な法案を稚拙に造って必ず出してくるに相違ない。

民主党はこの問題をどう考えているのか全くわからない。

どこかに、国民レベルの視点を持った政治家はいないのかなあ～。

ホワイトカラー・エグゼンプション制度の受け取り方

前回、ホワイトカラー・エグゼンプション制度の年収による一律の適用は、結果として残業代がサラリーマンの収入からすっぽり抜け落ち、その結果

こんなことでは、「将来を明るく見ながら、安心して働いて、結婚して、子供を作って、少子化を防ぐ」なんてことは全く成り立たない状況が生まれる

と書いた。

安倍さんは、記者会見で、ホワイトカラー・エグゼンプションを労働時間の短縮と受け止め、「少子化にもいい効果が期待できるのではないか」と述べたという。

この受け取り方の差はどからくるのだろうか。

多くのサラリーマンの現状の勤務実態を、全くご存知ないかのようにおもえる。サービス残業なんて当たり前になっているのに、サラリーマンの勤務時間が短くなると本当に思っているのだろうか。

大きなギャップを感じた。