昨日読んだカラムから、こんなことを考えてみた。
日本国民は、「独裁者待望」という気持ちが奥底にはあるのではないかというのだ。
言いえて妙だと思う。
参照
「安倍政権支持率回復の理由」小田嶋 隆 日経BP 11月13日
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/174784/111200019/?n_cid=nbpnbo_fbbn
引用
われわれは、「起こってしまったこと」には、反対しない傾向を備えた国民だ。
それ以上に、「いまこうしてこうあること」には、ほとんどまったく疑問を持たない。 なんというのか、私たちは、現状肯定的な国民なのだ。
[中略]
なんというのか、わたくしども日本に住んでいる善男善女は、「ひとたび決まってしまっ たこと」については、内心の不満や反対を措いて、とにかく逆らわないことに決めている人たちだと思うのだ。
[中略]
「国民は、自分が反対している政策であれ何であれ、決然と実行するリーダーを待望している」
[中略]
多数派の日本人は、決断を嫌っている。
われわれは、政治に「決断」を求めた。具体的には、「自分でない誰か」に決断を丸投げにしたい欲望を抱いたということだ。
引用終わり
つまり、日本国民の多数は、自分で考え、自分で決断できないということだ。それを安倍さんに丸投げしたわけだ。
言われてみれば、この解釈で、「安保法制」の成立後、各世論調査で国民は自動的に現状肯定型の反応を見せているということで納得できる。
一方、安倍さんの立場に立てば、安保法制の成立は「してやったり」だ。あとは少し時間がたてば、「国民は時間とともに、反対したこと自体を忘れるさ」とうそぶいている。
残るは安倍政権の巨大な黒幕、日本会議の目指すところ、つまり彼自身の祖父、岸信介の夢だった戦前への回帰が安倍さんの目標となる。もちろん改憲は前提だ
日本会議の目標は、日本会議のサイトを読めばよくわかる。http://www.nipponkaigi.org/
ちなみに、日本会議の国会議員団のリストをwikipediaで見つけたので、どんな人がいるのかも参照してみてください。安倍さんのお友達がごっそりといます。
日本会議国会議員懇談会https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BC%9A%E8%AD%B0#.E6.97.A5.E6.9C.AC.E4.BC.9A.E8.AD.B0.E5.9B.BD.E4.BC.9A.E8.AD.B0.E5.93.A1.E6.87.87.E8.AB.87.E4.BC.9A