バカ犬

ちょっとバカ犬になって、本音を言ってみたいと思いませんか?

キャッチ・フレーズのみの所信表明

2005-09-27 | Weblog
大勝利後の重要な所信表明演説、3,300字強の
全文を読んだ。
「キャッチ・フレーズ政治」の本質が、そこにハッキリ見える。

これは、キャッチ・フレーズの羅列に過ぎない。

郵貯にしても、350兆円を超える残高をどうするのか。
今は、国債という名の下に、国ががぶ飲みし続ける借金の
供給元になっている。

これを外資を含めて、民間に丸投げするのか?
国債に国際的投資の対象になるような魅力があるというのか?
売り込まれることは目に見えている。

かといって、国の借金をどう減らすのかの文言はどこにも
見当たらない。
国は、将来の国民、皆さんの子供達、孫達への付回しを
どうするのか全く答えていない。

しかも、この結果を出したのはほかならぬ私たち国民。
彼を責めていても、キャッチ・フレーズに乗せられた国民は、
「自己責任」に自己撞着する。


愛 地球博

2005-09-24 | Weblog
もうすぐ終わるこの博覧会の光景がテレビに映る。
2200万人の観客動員で、収支はいいようだ。

不思議なのは、入場するまで3時間待ちとかとかの
パビリオンに並んでいる人たちだ。

待ち行列は半端な数ではない。
その中には、お年よりも幼い子供をつれた姿も混じる。
しかも炎天下だ。

何がこうした耐久性をこの人たちに与えているのか、
気の短いものには全く理解できない。

人それぞれだから、それぞれの判断。

しかし、そこに小泉劇場を演出した投票者にあったと
思われる「同じものに混じることへの渇望」を感じてしまう。

とにかく乗りやすい、乗せられやすい。
そこに、極端にスイングする危うさを見るのだが。


老齢化

2005-09-21 | Weblog
先日敬老の日の新聞に、65歳以上の人が
人口の20%になったと書いていた。

不謹慎だけれど、前からひっかかっていることがある。
それは、日本の平均寿命が世界一で、
さらに更新しているということだ。

毎年、厚生省は誇らしげに喧伝している。
長く生きることが悪いわけではない。
しかし長ければいいというものでもないと思うのだ。
元気にお年寄りが過ごしているのは、素晴らしいけど。

方や、老人の医療費はうなぎのぼりで、国家財政の
重圧になっているのも事実。
そして、医療費の大部分は、薬の費用だと聞く。


薬ずけの医療で寿命を延ばすって、
どこか変ではないだろうかと思ってしまう。

大学って

2005-09-18 | Weblog
2007年には、大学の定員と希望者数が逆転するとか。

知人に、有名国立大学の3年生がいます。
もう、リクルート・スーツで就職活動まっ最中。

狂ってますね、この国の大学の位置づけ。
よく「専攻は?」ってきいていますが、専門なんか
勉強する暇はないではないですか。
日経連も、経団連も、大学サイドも、一緒に考えていかないと。

ちょっと調べてみたら、

東大: 学部生14,000 院生6,000 院生率 48%
東北大:学部生10,000 院生7,000 院生率 41%
京大: 学部生13,000 院生7,000 院生率 35%


もうこれは、大学の学部って昔の高校レベルではありませんか。
大学院まで行かないと、勉強ってできていないのかも知れません。

高学歴って、誇っている場合ではないのでは…。
  

2枚舌、いやN枚舌

2005-09-14 | Weblog
今のままの、内閣が継続することになったとか。

参院で反対した議員たちが、続々と
『国民の総意に従うしかありません』と、
自分が翻ることを国民のせいにして、
無責任にも、前言を引っ込める。

これは、2枚舌、N枚舌かの問題ではなく、
もう自分の放棄でしかない。

中○大臣も、麻□大臣も、相好を崩して、
苦笑いして、首相を誉めそやす。

こんな政治家を見て、子供たちが政治家を
どう見ることになるのか、反面教師ばかりだ。
子供たちの目は、冷徹にみている。

9.11 x 9.11

2005-09-12 | Weblog
アメリカにとって忘れられない9.11は、
日本にとっても忘れられない日になるかもしれない。

今回の自民党の大勝利を祝っている人の中に、
ブッシュ大統領がいることは間違いない。

イラクとハリケーンの狭間でアップアップの彼とって、
これで日本という国をグッと自分のほうに
引き寄せられるからだ。

常任理事国入りを訳もなく欲しがり、
タダで安全の保障をさせられ、イラクでは
水運びの仕事でお茶を濁しているこの国を、
多国籍軍の正規軍に引き入れ、
アメリカ人の代わって血を流して貰うことが
やっとこれで基本的には可能になったからだ。

大転換点かもしれない。

結果は小泉節に乗っかった!

2005-09-11 | Weblog
今回の衆院選、結果ははなから見えていた。
小泉節にみんなが乗っかることを。
これも民度の一つのインデックスだ。

乗せられ易い、乗るのが安心、みんなと同じが安心。
「皆さんが国民投票をして欲しい」「官から民へ」と、
聞えのいいスローガンは説得力を持ったといえる。

しかし、200兆円にも積みあがった郵貯の残高、
誰が、どう、使えるのか、本当のところ。
メガバンク全部あわせても、こんな金額にはならない。
そこを、ジャーナリズムも野党も突かない。

誰が運用できるのか?
本当に簡単な方法がある。
貯金者に金利をつけて返却するのだ。
その後、どう運用するのかはその人の自己責任とするのだ。

誰かがまとめて面倒見てくれるなんて預金者が考えているとすると
甘い考えではないだろうか。

p.s.
この記事は今日の午前中に予想して書いていましたが、
選挙妨害になるといけないので、今8時過ぎ、アップします。



縦社会の喪失

2005-09-09 | Weblog
縦社会とは、悪い言葉と考える人が多いようだ。
横社会は、平等でいい言葉と考える人が多いようだ。

しかし、結果として縦糸の抜けた社会が出来上がって
しまったような気がする。

人格を形成する重要な時期に、常に等質の世代世界、
仲間としか出会わない、話さない付き合わないという
構造が出来上がってしまった。
ヴァーチャルの世界に溺れている子供たちもいる。

家庭は例外なのだろうが、親子の会話がなりたたない。
親父は外人間。母親は内人間。子供は我人間。
2世代家族は、極まれ。

学校でも学年を超えての世界は「部活」くらいしかない。
地域社会は、もうとっくに崩壊した。

世代の違った、価値観の違った世界、社会に身をおいたことが
無い若者だらけ。
ガキの頃の、大勢の子供を束ねたガキ大将なんて
存在はもう無い。
社会も、子供や若者に係ることを躊躇っている。
結果として、日本のもっていた社会的な価値の
縦への継承は絶たれた。

一生涯、モラトリアムってことになる。
こんな社会は、日本の外ではあまり見られないと思うけど。

台風中継、高知・桂浜

2005-09-07 | Weblog

台風が近づくと、毎度毎度理解できない光景が
テレビに現れる。
高知に桂浜の実況中継。
すべての民放がこぞって中継する。

何のため? 新人の禊? 決まっているから?

どこかの港の大波が岸に打ち寄せる光景は、
それはそれなりにその地方の人たちにとって、
状況判断の材料となるだろう。

しかし、桂浜の波が12メーターであろうが、
視界が利かなかろうが、高知市民にとっても、
全く意味が無いと思われる。高知市国分川
河口辺りの状況のほうが、きっと意味がある。

「生中継」がどういう意味を持つのかの視点が見えない。
テレビの中継責任者の、ステレオ・タイプの頭の構造が
うかがい知れる。

被害を受けた方々には、お見舞いを申し上げます。
異常気象の影響で、大型の荒れ狂う台風が多くなると
思われます。