安倍さんについての海外の見方

日本の中では、センチメントで、７割の人が安倍さんのかっている。
これは客観的な物の見方か？
という疑問が当然出てくる。

今日のウオール・ストリート・ジャーナルの、日本に関する２つのコラムを紹介しよう！

コラムタイトル：安倍総理は改革者に非ず

ゴルバチョフが言ったという「歴史上、最も成功した社会主義」を作った自民党政治！本当に、日本は社会主義国家になっていると思う。官僚社会主義と言ってもいいだろう。


コラムタイトル： 「改革特区」から除外された日本

安倍さんが特区特区と言っているけど、本当の経済効果は？？？？？



日本の国民は、もっと客観的に自分の考えを持つべきなのではないかと思ったりする。

安倍さんの所信表明

ただ飯を食っていた国会がやっと仕事を始めた。ただ、すぐに休暇に入るという短期のお仕事。

安倍さんの所信表明演説、読んでみたけど、一言でいえば、空虚！

「成長戦略実行国会」などと名づけてみても、中身がさっぱりわからない。

・あまりにも抽象的で中身がない
・いわばキャンペーンみたいなもの

成長戦略の実行と言ったって、中身がなければ、首相として何をやろうとしているのか明らかでなければ、所信表明にはならない。

・日本の将来をもう一度
・起業
・若者・女性
・道は開ける
・成長と財政改革

…てな言葉を並べても、説得力はゼロ。幼稚な作文を読むなと言いたい。

一番愚かしいと感じたのは、福島原発事故の汚染水問題。

国が前に出ると言ったって、金だけ積み上げればいいというものではない。
誰が、どのように、何をして、この難しい問題を解こうとしているのか、安倍さんは全く分かっていないとしか見えなかった。

こんなので、国民の７割の人が、安倍さんに支持を与えているなんて、とても理解できない。
みんな、本当に考えているのかなぁ？

追記：

このコラムを仕上げて、夜、ウォールストリートジャーナルを読んでいたら、この記事を見つけた。
海の向こうでもこんな感じで受け止めているようだ。

http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304134704579138684231800094.html?id=fb&reflink=fb

消費税８％へ

高齢化社会のために、社会保障費が年々増大していくのだから、基本的には、止むを得ないのだろうと思う。

ＧＤＰの二倍もの、２０００兆円もの国の借金が積み上げられている現状は、なんとかしなければならないし、８％なんかで足るとは思えない。

しかし、プライマリーバランスを考える時には、支出の見直しも必要だろうと思うが、安倍さんの会見では、全く触れていないどころか、イケイケ・ドンドンだったと言わざるを得ない。

５兆円の経済対策と言ったって、バラマキにしかならない。低所得層に１万５千円を支給すると言う。じゃあ、その支給のための費用負担はどうだと聴きたい。やるなら、食品などの消費税、ゼロを導入し、高額商品に対する累進課税を検討するのが本当だろう。

安倍さんは、審議会、声を聴く会なんかを立ち上げて、アリバイ作りをしてきたに過ぎないと、メディアは思わないのだろうか？　あれは決断のポーズ造りにすぎない。８％の来年４月の実施は法律で決まっていたのだから…。

バカなニュースキャスターが、安倍さんの会見を、「マクロの視点で…」などとほんとに馬鹿なことを言っていたが、彼が長州の話まで持ち出して話したことは、ミクロの積み上げでしかないではないか。

例えば、給料を上げた企業には減税だとか、企業の投資を促す税制だとか、みんなちまちました小手先の対応でしかない。こんなことをしていたら、日本的社会主義がはびこるだけだ。企業を国がコントロールしてはならない。企業の責任は、あくまで企業責任で行うことだ。国がどうのこうのということではない。企業の投資は、ほとんど海外に向いている現実を知るべきだ。

マクロ的な視野に立って消費税を語るなら、日本の将来、特に人口の減少問題に着目して、人口増加を推進すると堂々と言えば良い。いかに、子供の出生率を上げるかを考えてもらわないと、この国は滅びていく。