BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
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ねぶたお囃子に挑戦

2007-09-30 22:52:47 | ねぶた
今日初めて青森ねぶたのお囃子団体の練習会を見学に行きました。
ずーっとねぶたには跳人として参加してきましたが、
ここ数年お囃子もいいなぁと思ってきました。
ねぶたを通して知り合った知人が、お囃子をやり始めたと聞いて、
そういう風にお囃子は始められるものなんだぁと改めて気づかされた影響もあります。
どうしても青森のねぶたは企業のイメージがあり、その企業や繋がりがなければできないものなんだろうと思ってたふしがありました。
逆に弘前のねぷたとかだとその町内でなければ出れないんだろうなぁみたいな。。。
あとお囃子と言うのは子供の頃からずっとやってきた人がやるんだろうなみたいな。
勝手な思い込みですね。
しかし今回公式HPである団体がお囃子募集をしてる書き込みをみて、
ちょうど同じ頃友達が「お囃子やりたくない?」と持ちかけてきて、
まさにグットタイミングですね。
自分ひとりだったら掲示板を見ていいなぁ。。。と留まっていたかもしれない。
やっぱり新しいことを始めるのは勇気が要りますから。
今の生活サイクルに新しい趣味を加えて果たしてどれだけ時間が取れるのか、
練習についていけるのか、とか、色々入る前は考えちゃいます。
とりあえず見学に行き、よさそうならやってみようという感じで行きました。
某青森のあるセンターで昼の13時からの練習会。
少し遅れて場所に着いて、練習場所の視聴覚室へ向かうと、
もうエレベーターを降りた時からあの音が聞こえてくるんですねぇ。
ああ、なんとも言えません。
夏はもうとっくに終わったはずなのに、なんかざわざわしちゃいます。
中に入ると太鼓が奥に2台、激しい撥さばきに、手振り鈴にあの笛の音色が。
うわー、ねぶただぁぁぁぁ・・・となんか感動。
その後パート練習と言うのがあり、
私達は笛希望だったので笛のリーダーの方に教わりました。
何も持ってないので笛を貸していただき、まずは音の練習・・・
笛に下唇をあてて息を吹きかけるんだけど、まったく音すらしない。
口の口角に力を入れて、ほっぺに空気を入れないように、遠くに空気を一直線に小さく吹きかけるように、、、、と丁寧に教えてくれるんですが、どうにもこうにも音がでず、終いに目の前がクラクラしてきた。酸欠に寄る立ちくらみです。
「大丈夫?顔が真っ青だけど。。。」とみんなが心配してくれる。
私は小学校の時以来(縦笛)楽器に触ったことがないし、ピアノも習ったことないから音感は自信がないし、尚且つ肺活量もないんだろうか、、、そんな私が笛ができるんだろうか、、と不安に思った。
しかし「笛の音が出るだけですごく大変なんですよ、これで笛やめちゃう人たくさんいるんですよ。だからすぐに早めないでくださいね、、、」ってリーダーさんが励ましてくれる。ちなみに友達や周りの人はもう音が出て、今度は持ち方も教わりだした。私もとりあえず無理しないで、腕の持ち方を学びつつ、立ちくらみしないように適度に休みつつ、つい音を出すことに熱中するあまり、息を吹きすぎて吸うことを忘れて、酸欠状態になっちゃう。。。
いかんいかん、ヨガだ、ヨガの呼吸法だーっと頭の中でぐるぐるしながら、なんとか落ち着いて深呼吸して腹に力を入れてがんばる。
横で見ていた友達が笛の向きをちょいと動かしてくれてる。
口から出る息がうまく音が出るような笛の穴にかかるように見ててくれてる、
そしたら「フィー!!」とそれまで「フガー」だったのが、甲高い音が出た。
あまりに感動して「フィー」(出たー)「フィフィー(音が出たー)」とはしゃいでしまった。
ああ、ほんとに涙が出るくらいうれしかった。

この後楽譜を渡された。笛の楽譜はちょっと特殊だねぇ。
指の使い方とかも教えてくれたけど、私は音を出すだけで精一杯。
しかも持ち方をちょいとかえると、またすぐ音の出し方がわからなくなるし。
指以前口の問題。
しかも音も低い音と高い音があり、ねぶたは高い音で吹くのだが、この違いは息の強弱によるもの。私が出してる「フィィー」はまだ息が弱いから低い音。だから高い音が出るようにもならなければならず、まだまだ先は長い。

でもここのお囃子団体はすごくやさしくてアットホームな気がして、なんか一緒にやれそうな気がして、練習後即入会してしまった。

夕方家に戻ったが、リーダーさんが笛を貸してくれたので、友達と河原の公園で練習した。
また来週にも練習会があるので、それまで1,2回は練習しないとなぁと思った。