BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
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グッド・シェパード

2007-10-30 15:39:00 | 映画・TV・観劇
グッド・シェパード(Good shepherd)=良い羊飼い。(始め犬のことだと思ってしまった。。。)
予告から気になっていました。
ロバート・デニーロが監督、製作、出演の3役をこなしています。
ロバート・デニーロといえば、私の中ではNYというイメージが強いんですが、
今回はCIA誕生を通して、その運命に翻弄される男の物語です。
主演はマット・デイモン。
オーシャンズ・シリーズなどで、脇役ながらかっこいいなぁと思ってましたが、この映画の彼はほんとにかっこいい好青年でした。今更ですね。
歳をとったメイクもまた味があってよかったけど、
昔の恋人に微笑みかける笑顔が最高。
久しぶりの再会であんな風に笑われたら、妻子持ちだろうが何だろうが、女性は落ちてしまうよなぁ。。。と思いました。
イェール大学在学中に秘密結社に入り、そこからCIAへと引き込まれていく。
家庭は持つもののCIAの仕事で、ほとんど海外に居るし、家族にも仕事のことは話せない。
いつどこで人に見られてるかもわからぬ人生。
なんて孤独で寂しくて辛いんだろう。
そこまでしても国家に忠誠を誓う人達。
こういう世界があったんだよなぁと、ほんの50年も前の時代の話ですが。
ロバート・デニーロも主演してて、けっこうな存在感です。
妻役がアンジョリーナ・ジュリーなんですが、どうもマット・デイモンとは似合わない。彼女のあまりの派手さに、唇のでかさに、圧倒されて、善き母、じっと耐える妻と言うイメージが沸きませんでした。
主演者は派手ですが、ストーリーは地味にゆっくり進んでいくので、ハリウッド特有の派手な爆破シーンとかないし、のんびりした感じで眠くなりました。けしてつまらないわけではなかったけど。
とにかくマット・デイモンのかっこよさに癒されました。
ところでタイトルのGood shepherdですが、辞書で調べたらthe Good Shepherdでよき羊飼い<キリスト>のこと、と書かれてました。
Shepherdには指導者という意味もあるみたい。
映画中で、「なぜCIAにtheを付けないか知ってるかい?」という台詞が出てきます。「God(=神)にはtheをつけないでしょう」と。
CIAはアメリカにとって神のような存在だったんでしょうか?
少なくともこの映画の登場人物にとってはそうだったのよね。

後日上司に聞いたらあっさり「theは付けるよ」と言ってました。
機関・組織には付けるのが通常。
あくまでの映画の中のお話だったんですね。