セントラルパークで行われてるシェイクスピアの野外劇第2弾「ベローナの紳士」を見てきました。
チケットを手に入れるのに丸一日費やしてしまった。
それというのも、、、7月に見た第1弾の「AS YOU LIKE」は10時ぐらいに並びに行って余裕で取れたので、今回も10時を目指して9時に家を出たのですが。。。
なんと私の最寄り駅の7番線の上りのホームが使用停止になってるではないか!
そんな前情報もなかったからびっくりして、あわてて下りに乗り1駅目で上りに切り替えた。
そして、セントラルパークに着いたころには10時は過ぎていた。
しかも、7月に比べてものすごい長蛇の列。見た瞬間うーん、やばいなぁ。。。と思いました。とりあえず最後尾を目ざして歩いた。前に来たときはこの時間でこんなに並んでなかったのに、今回はミュージカルだからかな?それとも来週で終わるからこんなに人が来てるのかな?とどきどきしながら並びました。
待つこと3時間。待つのは全然苦痛じゃない。列に自分の荷物を置き、側の日陰にタオルを広げて寝転がって、そのままちょっと寝ちゃったりしてた。
予定の13時になり列が動き出した。前後の人達とチケが取れるのかどうかとドキマギしながら、おしゃべりして少しずつ近づいていく。
私の後ろに居たカップルはなんとハネムーナーだった。だから初めてで勝手が分からないといっていた。その二人に周りに並んでる人達が色々教えていた。私の前に並んでた中華系アメリカン人の女性は15年ぶりに来たとか行ってた。いろんな人が居るのだなぁ。
待ってる間はどきどきしながら、、、お互いチケットが取れればいいと思いつつ、待ち時間にこうやって見ず知らずの者同士色々おしゃべりするのが楽しい。
私はまだ思うようにしゃべれないので相槌を打ったりすることしかできないけど、こういうのを見てるだけで楽しかったりする。
あと少しというとこで私たちの少し前で列が急に止まりだした。いやな予感がする。もしやチケットが無くなったのでは。。。と心配して待つ。
しばらくしてまた列が動き出しついにチケ配布現場にたどり着いた。しかし渡されたチケットが違う色のものだった。
バウチャーと書かれていた。
ほんとのチケットではなく、チケの予備軍みたいなものだ。
あらかじめこの会場での予定枚数は配布したあとで、別の場所などであまったチケットや本番前に席の余ったところやキャンセルが出たチケだ。
ほんとのチケのように確実に入ることが保障されておらず、バウチャーはまた夕方の6時半に集まらなければならない。
私のバウチャーナンバーは31番だった。
途方にくれながらまだ望みはあると思いながら、夕方また同じ場所へ行った。
あの中華系アメリカンの彼女と会った。彼女は息子らしい人物を連れていた。これがまた流暢な英語をしゃべる人で彼に話しかけられると早すぎて困ってしまった。母親が「あんたもっとゆっくりしゃべりな」みたいなことを言ってくれたおかげで理解できましたが。
お互いチケを手に入るかねえ、、、と話しながら、6時半に初めの発表があった。まずはバウチャー番号1-7の人達がチケをゲットした。
うらやましいと私は心でうらやんだが、周りからは祝福の盛大な拍手が出て驚いた。
「おめでとう」「よくやった」などと口々に言う。
なんか自分は心が狭いのだなぁと恥ずかしくなった。このニューヨーカーの寛大さを見習いたい。
それから30分してまた呼ばれた。今度は8-18までの人達がチケをゲットできた。まだまだ31番までは遠い。果たしてチケを
手に入れられるのか。不安が頭をよぎる。でもだめでも来週がある。来週はもっと早起きしなくちゃと考えたりしてたら、本番前の7時45分最後の呼び出しが合った。今度は手にしてるチケが心なしか多めに見える。19番から始まって次々と呼ばれいけると思った。あの中華系アメリカンたちも呼ばれついに私の番号も呼ばれた。
チケを手にするまで実に12時間も費やした。
うれしくて飛び上がりたい気持ちになり、あの中華系アメリカンの人のところに行き「手に入れた!」と話した。「やったわ、私たちはこれを手に入れるために今日丸一日費やしたのね!!一日を使っちゃったのよ」って彼女が笑いながら言った。
ほんとだ、この無料のミュージカルを見るために今日一日を使い果たした気分だ。
それでも結果的に手に入れられたのだから満足してる。
これが手に入らなかったら私はどう思うのだろう・・・
ミュージカルはほんとにすばらしかった。
これは「ASYOULIKE」より人が並んで当たり前と思わざるを得ないくらい、すばらしいできばえだ。ブロードウェーのように華やかな舞台装置もないけれど、野外劇というすばらしい舞台があり、最後に花火がでてそれをきれいだった。
歌もすばらしかった。NYに着てからというものどうもミュージカルに私ははまってしまったらしい。日本に居たころは苦手だったんだよね。芝居なら芝居オンリー、途中で歌が入って話が中断されるのが好きではなかったりしてたのに、こっちに着てからどうしてかミュージカルのほうが断然好き。おそらく歌と踊りがあるからこそ話が分かりやすく見えるからであろう。それがなかったら英語の聞き取りだけで疲れてしまうに違いない。
だからシェイクスピアの野外劇も今日見た「ベローナの騎士」のほうが断然面白く好きだと思った。歌もほんとに素敵だった。
みんなすばらしい歌とダンスで衣装も華やかでこれがただで楽しめるなんて涙ものだと感激した。今回はなんと1匹の犬まで主演した。この犬がまたちゃんと演技するのである。めちゃくちゃかわいらしくて拍手をいっぱいしてしまった。あっという間に終わった。やはりミュージカルは早く感じる。
チケットを手に入れるのに丸一日費やしてしまった。
それというのも、、、7月に見た第1弾の「AS YOU LIKE」は10時ぐらいに並びに行って余裕で取れたので、今回も10時を目指して9時に家を出たのですが。。。
なんと私の最寄り駅の7番線の上りのホームが使用停止になってるではないか!
そんな前情報もなかったからびっくりして、あわてて下りに乗り1駅目で上りに切り替えた。
そして、セントラルパークに着いたころには10時は過ぎていた。
しかも、7月に比べてものすごい長蛇の列。見た瞬間うーん、やばいなぁ。。。と思いました。とりあえず最後尾を目ざして歩いた。前に来たときはこの時間でこんなに並んでなかったのに、今回はミュージカルだからかな?それとも来週で終わるからこんなに人が来てるのかな?とどきどきしながら並びました。
待つこと3時間。待つのは全然苦痛じゃない。列に自分の荷物を置き、側の日陰にタオルを広げて寝転がって、そのままちょっと寝ちゃったりしてた。
予定の13時になり列が動き出した。前後の人達とチケが取れるのかどうかとドキマギしながら、おしゃべりして少しずつ近づいていく。
私の後ろに居たカップルはなんとハネムーナーだった。だから初めてで勝手が分からないといっていた。その二人に周りに並んでる人達が色々教えていた。私の前に並んでた中華系アメリカン人の女性は15年ぶりに来たとか行ってた。いろんな人が居るのだなぁ。
待ってる間はどきどきしながら、、、お互いチケットが取れればいいと思いつつ、待ち時間にこうやって見ず知らずの者同士色々おしゃべりするのが楽しい。
私はまだ思うようにしゃべれないので相槌を打ったりすることしかできないけど、こういうのを見てるだけで楽しかったりする。
あと少しというとこで私たちの少し前で列が急に止まりだした。いやな予感がする。もしやチケットが無くなったのでは。。。と心配して待つ。
しばらくしてまた列が動き出しついにチケ配布現場にたどり着いた。しかし渡されたチケットが違う色のものだった。
バウチャーと書かれていた。
ほんとのチケットではなく、チケの予備軍みたいなものだ。
あらかじめこの会場での予定枚数は配布したあとで、別の場所などであまったチケットや本番前に席の余ったところやキャンセルが出たチケだ。
ほんとのチケのように確実に入ることが保障されておらず、バウチャーはまた夕方の6時半に集まらなければならない。
私のバウチャーナンバーは31番だった。
途方にくれながらまだ望みはあると思いながら、夕方また同じ場所へ行った。
あの中華系アメリカンの彼女と会った。彼女は息子らしい人物を連れていた。これがまた流暢な英語をしゃべる人で彼に話しかけられると早すぎて困ってしまった。母親が「あんたもっとゆっくりしゃべりな」みたいなことを言ってくれたおかげで理解できましたが。
お互いチケを手に入るかねえ、、、と話しながら、6時半に初めの発表があった。まずはバウチャー番号1-7の人達がチケをゲットした。
うらやましいと私は心でうらやんだが、周りからは祝福の盛大な拍手が出て驚いた。
「おめでとう」「よくやった」などと口々に言う。
なんか自分は心が狭いのだなぁと恥ずかしくなった。このニューヨーカーの寛大さを見習いたい。
それから30分してまた呼ばれた。今度は8-18までの人達がチケをゲットできた。まだまだ31番までは遠い。果たしてチケを
手に入れられるのか。不安が頭をよぎる。でもだめでも来週がある。来週はもっと早起きしなくちゃと考えたりしてたら、本番前の7時45分最後の呼び出しが合った。今度は手にしてるチケが心なしか多めに見える。19番から始まって次々と呼ばれいけると思った。あの中華系アメリカンたちも呼ばれついに私の番号も呼ばれた。
チケを手にするまで実に12時間も費やした。
うれしくて飛び上がりたい気持ちになり、あの中華系アメリカンの人のところに行き「手に入れた!」と話した。「やったわ、私たちはこれを手に入れるために今日丸一日費やしたのね!!一日を使っちゃったのよ」って彼女が笑いながら言った。
ほんとだ、この無料のミュージカルを見るために今日一日を使い果たした気分だ。
それでも結果的に手に入れられたのだから満足してる。
これが手に入らなかったら私はどう思うのだろう・・・
ミュージカルはほんとにすばらしかった。
これは「ASYOULIKE」より人が並んで当たり前と思わざるを得ないくらい、すばらしいできばえだ。ブロードウェーのように華やかな舞台装置もないけれど、野外劇というすばらしい舞台があり、最後に花火がでてそれをきれいだった。
歌もすばらしかった。NYに着てからというものどうもミュージカルに私ははまってしまったらしい。日本に居たころは苦手だったんだよね。芝居なら芝居オンリー、途中で歌が入って話が中断されるのが好きではなかったりしてたのに、こっちに着てからどうしてかミュージカルのほうが断然好き。おそらく歌と踊りがあるからこそ話が分かりやすく見えるからであろう。それがなかったら英語の聞き取りだけで疲れてしまうに違いない。
だからシェイクスピアの野外劇も今日見た「ベローナの騎士」のほうが断然面白く好きだと思った。歌もほんとに素敵だった。
みんなすばらしい歌とダンスで衣装も華やかでこれがただで楽しめるなんて涙ものだと感激した。今回はなんと1匹の犬まで主演した。この犬がまたちゃんと演技するのである。めちゃくちゃかわいらしくて拍手をいっぱいしてしまった。あっという間に終わった。やはりミュージカルは早く感じる。