今朝はセンター試験と中学入試、ふたりの受験生を両親で手分けして送ってあげる。小学生のKちゃんを送り、午後の親子面接の説明を聞いた後、子どもを試験会場に残しいったん帰途につくも「どうせ家に帰っても何も手に付かなそう」なので、ふと思いついて1月中に行ってみたかった日野町の「馬見岡綿向神社」(うまみおかわたむきじんじゃ)へ、合格祈願にいくことにした。いわゆるひとつの、「思い立ったが吉日」というやつである。大体の場所は、きのう読書会でその辺の地理に明るいRさんに聞いていたので、たぶん行けるだろうな、という私にしてはアバウトで大胆な行動ではある。
「馬見岡綿向神社」は司馬遼太郎の『街道をゆく』で紹介された「イノシシを祀る神社」なのである。千年以上の歴史を持つ由緒正しい神社である。この神社は12年に一度亥年のみ、亥の大絵馬を飾り、亥の焼き印の絵馬が作られる。今年はその12年に一度の晴れがましい年なのである。
当然初めての場所なので、どれくらい時間がかかるのか皆目見当が付かない。それでも目印は近辺ではメジャーな行楽地「ブルーメの丘」なので交差点には看板があり、距離数が提示されている。それをたどりつつ、細い昔からの田舎道をとおり、両側が雑木林の山中に入って行く。心細い事おびただしい。
この心細さは、子どもの頃ドキドキしながら見た「妖怪人間ベム」の寂しい風景と不気味な枝振りの裸の木が、この場所の風景にそっくりだからだ。へたをしたら道端に不穏なものなんかを発見しそうな寂しさである。しかも延々と続く雑木林の中に、不意に現れる「老人ホーム」の建物・・・。
予想以上の長時間ドライブの後、やっと「馬見岡綿向神社」を見つけ、どっと安心する。古い家並みの中、細い道を通り抜け、神社の駐車場に車を停め、ひといき。冷たく張りつめた澄んだ空気、神社の磁場にある透き通った気配に身が引き締まる。
一つ目のお社の横には、遠目にもわかる巨大亥の絵馬がとりつけてあった。
12年に一度の亥の大絵馬 大絵馬を取り付けた社全体
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(画像をクリックすると拡大できます。右の写真の灯籠にもイノシシが! 明日に続く)
「馬見岡綿向神社」は司馬遼太郎の『街道をゆく』で紹介された「イノシシを祀る神社」なのである。千年以上の歴史を持つ由緒正しい神社である。この神社は12年に一度亥年のみ、亥の大絵馬を飾り、亥の焼き印の絵馬が作られる。今年はその12年に一度の晴れがましい年なのである。
当然初めての場所なので、どれくらい時間がかかるのか皆目見当が付かない。それでも目印は近辺ではメジャーな行楽地「ブルーメの丘」なので交差点には看板があり、距離数が提示されている。それをたどりつつ、細い昔からの田舎道をとおり、両側が雑木林の山中に入って行く。心細い事おびただしい。
この心細さは、子どもの頃ドキドキしながら見た「妖怪人間ベム」の寂しい風景と不気味な枝振りの裸の木が、この場所の風景にそっくりだからだ。へたをしたら道端に不穏なものなんかを発見しそうな寂しさである。しかも延々と続く雑木林の中に、不意に現れる「老人ホーム」の建物・・・。
予想以上の長時間ドライブの後、やっと「馬見岡綿向神社」を見つけ、どっと安心する。古い家並みの中、細い道を通り抜け、神社の駐車場に車を停め、ひといき。冷たく張りつめた澄んだ空気、神社の磁場にある透き通った気配に身が引き締まる。
一つ目のお社の横には、遠目にもわかる巨大亥の絵馬がとりつけてあった。
12年に一度の亥の大絵馬 大絵馬を取り付けた社全体
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(画像をクリックすると拡大できます。右の写真の灯籠にもイノシシが! 明日に続く)