紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

ダルマ・ルミナリエ

2007-11-20 21:45:34 | 季節
 全国展開している大型スーパーが、市内に「プレオープン」した。混み合ってるに決まってるし・・・と全然乗り気ではなかったが、午後の授業が休講になりお昼過ぎに帰って来たお兄ちゃんTくんは、ルンルンである。彼は政治的な理由から自称イオン・サメ[ターなので、イオンがオープンするのを首を長くして待っていたのだ。

 彼のゴキゲンな様子に負け、3時頃一緒にイオンに行く。まるで年末のように、ごった返す食料品売り場で「広告の品!」という赤い字のついた商品を狙い撃ちする。帰り際、店内で中学生女子に人気のある雑貨屋さんがあるのを発見した。これが、そのそもの間違いだったのかもしれない。

 クラブを終えて日暮れに帰宅したKちゃんにご飯を用意してあげ、「そういえば、イオンに『セロリ(ファンシーショップの名前)』あったで」と教えてあげると、「ラッキー! 丁度友だちの誕生日プレゼント買おうと思ってたねん!」

 ええっ!? これから行くんかいな!?

 でも彼女には確かに今しか行く時間がないのだ。仕方ないわ。

 晩ご飯の用意を仕上げて、星の瞬く下、出発。少し、とほほ。

 通り道に 浄土真宗/木部派の本山があるのだが、なぜかその付近の自治会でお寺の名前をとった『錦織寺フェスタ』というイベントを毎年企画され、フリーマーケットなどで賑わうが、そのプレイベントとして地域各戸が連携し、電飾で盛り上げる。折しもイオンに向かう途中、電飾が賑やかに点滅していた。(このときにはFESTAのFEが消えていました)


 初めて見た時は、「なんでお寺でクリスマスを???」と、大変不思議に思ったものだ。さっき調べたら、神戸ルミナリエと対抗したのか(?)、『キベナリエ』と呼ばれているらしい。細い路地なので、夜間通ることはめったに無いが、今日はプレオープンで混んでいるかもしれない通りを避け、この道を通ることにした。しかしなんだか、年々電飾度合いが過激さを増しているような・・・?

 うわぁ、なにこれ? うわぁ、すごいやん、この数! と二人で電飾を見ながら騒いでいると、前方に赤い電飾の塊が! なんや、これ???

 「だ、ダルマさんやんか~!!!」

 う~ん、ダルマときたか・・・確かに仏教の人ではあるもんなあ。仏教的キャラクター、仏教のシンボルとしては、いいのかもしれないが・・・。ダルマは禅宗やん? ちょっと? 宗派、全く違うし。

 といっても、やはり電飾のシンボルに相応しいような派手なキャラクターは、仏教界ではダルマをおいて他にないのかもしれない。というか、他の仏像を電飾で作るのは、かなりの技術と器用さを要するのでは? 

 その点、ダルマさんはいい。たいていのシチュエーションに応用が利く縁起物である。シンプルなフォルムだから、素人電飾仕事でも「ダルマ」という認識は可能だ。しかもインパクトは大。おまけにたとえイベントが失敗しても、「ころんでもおきあがればいい」という人生訓付である。なんと素晴らしいキャラクターであることか。

 ということで、頑張っている受験生の皆様にも、(テキトーな写真で恐縮ではあるが)ささやかな「ダルマ・ルミナリエ」を贈りたい。