新人さんいらっしゃい

温室に2～3年生が今年実験に使う植物が運び込まれています。
フローラだけあって草花が多いと思いませんか！
そもそもチームフローラフォトニクスは
園芸科学科草花班のひとつとして誕生しました。
それを知ってかしらずか、今もなお
草花を研究テーマにする人が多いようです。
たくさんの草花が並び始めましたが
まだ植物は予定の半分程度しか入ってきていません。
来週から本格的な授業が始まるので
これからどんどん新人さんがやってくるはずです。
さて、チームはどこかですでに行われているものはテーマにしません。
誰も取り組んでいないというのが基本です。
とはいっても私たちが知らないだけで
もう行われているものもあるとは思いますが・・・。
したがって参考にするものがなく、取り組む半分は失敗してしまいます。
今年は新しい研究テーマにトライする年。
2～3年生が取り組む研究は約10テーマにものぼります。
この中から次なる研究の可能性の芽を見つけたいと思います。

サクラソウとの再会!!

チームの温室の中でぞくぞくと命が再生しています。
ではこの葉は何でしょう。
答えはチームフローラの代名詞ともなった
種差海岸のサクラソウです。
先月、岩手大学で開会された日本植物生理学会の
高校生発表会で最優秀をいただいた研究の題材にもなりました。
今年もきれいな若葉を出してくれ、無事再会できました。
よく日本サクラソウと呼ぶ人がいます。
おそらくプリムラ類の西洋サクラソウと
区別するためにいっているのだと思いますが
正しくは単に「サクラソウ」が正解です。
一昨年、チームは大学や専門家のご指導を受け
実験的に人工授粉による遺伝的多様性維持の取り組みを行いました。
これらの活動は環境省主催の保全大会でも高く評価されています。
今年は自生地の変異の様子を探りに
久しぶりに海岸に足を運んでみようと考えています。
温暖化なのか年々暖かくなっています。
今年の開花はいつ頃になるのか興味があります。