花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ロータス効果!!

2016年04月25日 | 研究
2年生の女子が一生懸命削っていたのはハスの種子!
ビー玉ぐらいもある大きな種子ですが、
とても固い皮につつまれていてこのままだと発芽しません。
そこで傷をつけて水を染み込ませるひと手間が必要です。
削り続けて30分間、15粒の種子をきちんと処理しました。
さっそく水を入れたコップに種子を入れて
発芽を待つことにしました。
このように今年から来年にかけて2年生の女子が
ハスの栽培に取り組むことになりました。
現在、京都大学と連携して開発に取り組んでいるLED信号機ですが
偶然なことにヒントはハスの葉にありました。
ハスの葉が水をはじくロータス効果というものです。
ハスの葉の構造に着目した3年生、
それに刺激を受けて植物としての栽培に取り組む2年生。
チームに静かなハスのブームが来ています。
これもロータス効果というのかもしれません。
今年のフローラはハスの葉に降りてきました。
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さすがは工業娘

2016年04月25日 | 環境システム科
4月はこれから始まる研究のためにいろいろと準備する時期です!
特に新しく研究に取り組む2年生は、今までにない準備が必要です。
こちらはチームの2年女子の2人組、初登場です。
研究の準備であるものを一生懸命削っています。
最初は砥石の荒目を使っていましたが、
なかなか作業がはかどりません。
困ったふたりはなんと工業実習棟に行って、
実習で使っている本格的な工業用ヤスリを持ってきました。
するとどうでしょう。
短時間で削れていくではありませんか。
これまた工業を学んだ知恵だと思います。
さて彼女たちが行っている作業は何でしょう。
その結果、次の写真のようになりました。
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サクラソウまもなく開花

2016年04月25日 | 研究
チームの温室でサクラソウが開花しようとしています。
いつもながらつぼみの先端からのぞく
ピンク色がとてもかわいらしいとは思いませんか。
このサクラソウはご存じの通り、チームが2011に発生した
東日本大震災による津波被害を受けた種差海岸に自生する株から
人工授粉により採種し、増やしたものです。
絶滅の恐れがあったため、なんとかしようと
当時の2~3年生のメンバーが取り組んでいた研究をすべて休止し、
一丸となって県と連携しながら行ったこの救出活動は
たくさんのみなさんの共感を呼び、全国報道はもちろん
NHKの国際放送により海外にも紹介されました。
その後も継続調査し、翌年には津波の影響が大幅に改善されたこと、
しかし種差海岸の群落の多くがクローンであることを発見しました。
そして一昨年はその対策として専門家と相談しながら
群落内の人工授粉によって遺伝的多様性の維持に取り組みました。
現在は静かに群落の変化を見守っています。
今年はどのような変化が生じたのか、
また生じなかったのかを調査するつもりです。
サクラ、リンゴ、サクランボの開花も1週間以上開花が早まっています。
おそらく種差海岸のサクラソウも連休あたりが満開かもしれません。
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