花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

スポット

2016年04月16日 | 研究
このクリスマスローズはどうでしょう。
花弁はネットではなく細かな点々がたくさんあります。
これは「スポット」というクリスマスローズならではの特徴。
そばかすだらけの女の子に見えてしまうのは私だけでしょうか!
ここまでくると、かなり表情豊かになります。
実はこの3つのクリスマスローズは
みんな同じ親から生まれたもの。
3つとも同じ年に種子をとったわけではありませんが
自家受粉や他の株の花粉をもらうことで
このようにさまざまな特徴があらわれてきます。
クリスマスローズが好きな人はこのような
違いを比べては楽しんでいるようです。
さて日本は昔からわずかな花の色合いや
姿の違いを見つけては楽しむ文化がありました。
その代表的なものが江戸時代に大流行したサクラソウや朝顔。
変異によりさまざまな花が誕生しましたが
残念ながら現代まで残っていないものがかなりあります。
オリンピックのエンブレムで朝顔をモチーフにしたものがありましたが
上手に江戸、つまり東京の文化をあわらしたものだと感心します。
街に朝顔の花を植えたり、子供たちが育てるなどの
イベントに発展できる可能性も含んでいます。
しかしそれだけでは決まらないのがエンブレム。
結果が楽しみです。


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ネットとカップ

2016年04月16日 | 研究
このクリスマスローズは先ほどのものより少し明るい紅色です。
この花で注目するのが花弁の模様。
よく見ると細かい編み目状に模様がついています。
この特徴をクリスマスローズでは「ネット」と呼びます。
好みではありますが、無地のものより
表情がついて好きな人も多いようです。
それ以上にこの花をかわいらしく見せているのが花全体の形。
グラスのようにこんもりしています。
これをカップ咲きといいます。
八重咲きの華麗な姿もきれいですが
このようなかわいらしい姿もいいものです!
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深紅のクリスマスローズ

2016年04月16日 | 研究
露地に植えたクリスマスローズが満開です!
写真では明るい赤色に見えますが、実際は深紅。
もっと黒に近い深い赤色です。
このような紅色を表す英語にはいろいろな言葉があります。
暗い赤なら crimson (クリムゾン)、
明るい赤なら scarlet (スカーレット)。
garnet は、宝石のガーネットみたいにクリアーな暗い赤。
その他にもcarmine (カーマイン)、magenta (マゼンタ)、
ruby red (ルビーレッド)などいろいろな言葉があります。
こればっかりは実際の色を見ないと覚えられません。
でもこの深紅のクリスマスローズ、
なかなかきれいだと思いませんか?
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