花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

アグリマイスター顕彰

2016年04月18日 | 学校
昨年から始まった農業高校のアグリマイスター顕彰。
農業高校生の活躍した成果を表彰する制度です。
年に2度、中央による審査が行われますが
出来たばかりで、あまり馴染みがないため
名久井農業高校では昨年の後期に初めて
3年生の希望者が申請することになりました。
そこでチームの3年生3名も挑戦.。
審査の結果、3名とも合格しました。
それも最高位のプラチナを2名がいただきました。
先日行われた結果発表では、
後期でプラチナを受賞したのは全国で31名。
そのうち2名がチームのメンバーだと思うと嬉しくなります!
いろいろな校内外での活躍が認められました。
今年の校外でのチャレンジはまた秋から。
それまで力をつけたい2~3年生です。
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南部太ねぎ

2016年04月18日 | 学校
先日、校内で南部太ねぎが野菜研究班によって突然販売されました。
名農ならではの食材ですが、秋までもう食べられないらしく
名農生もこぞって購入していました!
このねぎは古くからこの地域で栽培されていた柔らかくて甘いねぎです。
かつて野菜はこの地域では自給自足するものでした。
ところが近代化が進むと野菜は現金収入を得る貴重な商品となり
大規模生産されるとともに、広範囲に流通されていきます。
すると南部太ねぎの長所だった柔らかさがネックになってきます。
流通過程において痛みやす いと問題になったのです。
その結果、ねぎは大量流通時代の商品として必要なニーズをそなえた
新しい品種ににかわっていきました。
気がついたらこの南部太ねぎを栽培している農家は激減。
まさに絶滅寸前だったのです。
それを復活させたのが名久井農業高校野菜班。
美味しいけど流通しにくいというキーワードを逆手にとって
現代人の好むオンリーワン商品にしてしましました。
今では地域の農家のみなさんと連携しながら
生産規模や販路拡大に努め、全国から注目されています。
南府太ねぎは昔からまったく変わっていません。
変わるのは時代によって勝手にけなしたり褒めたりする人間の考え。
もし南部太ねぎが話すことができたなら、
いったいなんというか気になります!

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