花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

新型家電のリモコン?

2016年04月17日 | 環境システム科
カラフルでかわいいリモコンだとは思いませんか。
大きさも手のひらに入るぐらい小さなものです。
しかしよく見るとチャンネルのボタンも
ボリュームのボタンもありません。
実はこのリモコン、環境システム科のインキュベータのものなのです。
インキュベータとは本来は孵卵器の意味ですが
現在では一定の温度を保てる小箱を全体にそう呼んでいます。
大きさは小型の冷蔵庫ぐらい。
いったい温度管理するインキュベータに
なんでリモコンがついているのでしょう。
やはり温度制御のボタンはありません。
答えはインキュベータ内のLEDの波長制御。
赤、青、緑など実験に用いる波長をコントロールするものなのです。
もちろん庫内の気温は自由に設定できます。
光環境と気温を一定にできるなんて昔は考えられませんでした。
このような最新式植物生育用インキュベータを
自由に使える名農生は本当に恵まれています。
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南高梅ブランド!!

2016年04月17日 | 研究
近隣の梅畑が満開になりました。
そういえばチームにも1本だけ
梅の苗木があることに気がつき、見てみると
ご覧のとおり満開でした。
これはあまりにも有名な「南高梅」という品種。
スーパーマーケットで梅干しを見ると
ほとんどの商品が南高梅を使っていると自慢げに表示しています!
毎年取り上げていますが、今年も簡単に紹介します。
「南高」とは和歌山県の南部町(みなべちょう)にある南部高校のこと。
名久井農業高校を「名農」というのと同じです。
この地域は梅の大産地で、この南部高校も
梅農家の後継者がたくさん学んでいました。
そこで南部高校の先生方と生徒たちが品種改良に取り組み
出来たのがこの梅。あまりにも素晴らしいので
地域のみなさんは敬意を表して南部高校の梅、
つまり「南高梅」と名付けたそうです。
名農といえば「南部太ねぎ」というように
全国の農業高校には自慢の農作物がありますが
おそらく南高梅は一番の知名度ではないでしょうか。
こればっかりは逆立ちしても真似できません。
現在は市町村合併で南部町からみなべ町とひらがな表記になりましたが
それでも圧倒的なブランドの存在感は変わりません。
和歌山県は南部町(みなべちょう)、青森県は南部町(なんぶちょう)。
漢字で書くと同じだし、どちらにも南高梅、八助(本当は杏)という
有名な梅を持っています。
町同士で交流があるかどうかは知りませんが、
かつてチームはこの2つの梅を掛け合わせて
梅による交流をしようと考えました。
もちろん誕生する梅の名は「名農梅」。
しかし忙しくて毎年交配できずにいます。
ぜひ果樹班には取り組んでもらいたいものです。
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