花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ミニトマト「千果」!!

2016年07月25日 | 研究
これはFLORA Jr.の女子が春から大切に育ててきたミニトマト。
品種名は「千果」(ちか)といい、タキイ種苗が育成した
日本を代表するミニトマトの品種です!
先日、無事に1段目と2段目の果実を収穫しました。
いろいろ資料を見てみると最も下の段を
第1花房といったり第1果房といったりしています。
これはワープロの誤変換ではなく
花の塊は花房、それが実って果実になれば果房と呼んでいるようです。
リンゴでも摘花と摘果は同じ読みですが違うのと同じです。
どちらを使えば良いかちょっと考える必要があるようです。
さてFLORA Jr.女子は仲良し3人組。
3つとも品種が千果なので、まったく同じように見えますが
実は味が全然違います。
なぜなら育て方がそれぞれ異なるからです。
決して3人が競い合ったわけではありませんが
それぞれ調査を担当したトマトに愛着があるらしく
いつしか糖度大会となっていました。
彼女たちには不思議な結果となりましたが
植物生理からいえばある程度予想はしていました。
夏休みはじっくりそんな不思議の種明かしをしたいと思います。
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生物工学といえば洋ラン?

2016年07月25日 | 生物生産科
生物生産科に所属している研究グループのひとつに
生物工学研究班があります!
以前、高校の生物工学といえば「洋ランの培養」というくらい
どこの学校でも取り組んでいました。
名農でも昔は一生懸命行っていましたが
最近では授業の中で体験として扱う程度で
かつてのように大量増殖はしていません。
これにはいくつか理由があるようです。
ランは無菌播種から開花まで早くても3年かかります。
したがって2年生から取り組んだ場合、
自分の育てたランが開花する前に卒業してしまうのです。
つまり自分の成果を確認できないため成就感を得ることが難しく
教材としてはあまり適さないというのがそのひとつです。
そこで名農では最近、いろいろな植物を扱っているようです。
これは畑ワサビという畑で育てるワサビ。
いったいどんな研究をしているのかわかりませんが
このようにランとは違う植物が多く並んでいます。
とはいっても全国にはランを専門的に扱い
優れた成果を上げている農業高校もあります。
きっとそこには生徒のモチベーションを高めるアイデアがあるに違いありません。
どんな工夫をしているのか勉強したいものです。
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