快適水温

こちらはチームフローラフォトニクスの2年生が取り組む実験で
使用している温度計ですが、気温ではありません。
実は水槽の中の水温なのです。
彼らは水槽の中でお得意の硝化菌ビースを管理していますが
硝化菌はあまり水温が低いと活動が停滞します。
しかし現在、外はまだまだ厳しい寒さ。
いくら暖房で温室内を暖めても
果たして水槽の水まで上がるのか不安でした。
そこで取り付けたのがこの温度計。
すると水温は13.5〜14.5℃程度を保ってます。
最大に力を発揮させるには20℃以上ほしいところですが
これでも活動できる温度帯。
硝化菌たちにはなんとか頑張ってもらいたいものです。

こんな温度計知ってますか？

温室の中でこんな温度計を見つけました。
農業高校の生徒なら知らない人はないと思いますが
一般家庭ではなかなか使わないので初めて見る人もいるかもしれません。
これは最高最低温度計という便利もの。
1日の最高気温と最低気温がわかります。
右側は最高気温、左側は最低気温を示しますが
読むところは水銀の先ではなく、青い細い棒の下。
水銀が青い棒を押しながら伸びていき
最後はその棒だけ置いてくるのです。
だから置いてきぼりされた青い棒の下を読むと
昨日の最高と最低気温がわかるという仕組みです。
ただ読んだらこの青い棒をまた水銀にくっつけなければなりません。
でもこれも真ん中のボタン１つ。便利です。
作物を管理する上で大切なのは適正温度を保つこと。
それをチェックするのにこの温度計が農家では大活躍するのです。
高いものではないので家庭で使ってみても面白いかもしれません。