花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

蝶形花!!

2018年03月25日 | 研究
チームの2年生が取り組んでいるエンドウ豆の研究。
気がつくと白い花が咲いています。
作物はさまざまな科に属しているため
それぞれ特徴的な花を咲かせます。
中でもマメ科の花は特に独特です。
みなさんはこの円形の花が何に見えますか。
一般にマメ科の花は蝶のような姿なので
「蝶形花」と呼ばれています。
実はこの花の花弁は全部で5枚。
そんなにあるようには見えませんが
分解するときちんと5枚あります。
ウサギの耳のように上部についている花弁を
flag(旗)といい、大きいけれど1枚です。
下に着いている2枚の花弁はWing(翼)と呼ばれます。
その下にさらに2枚の竜骨弁と呼ばれる花弁があります。
Wingはランのリップ(唇弁)と同じように
ハチたちの飛行場の役目を果たしているといわれています。
もちろんネクターガイド(蜜標)もあります。
マメ科植物はエンドウやダイズなどの作物だけでなく
ハギやフジなど庭木でおなじみの植物もあります。
ぜひじっくり観察してみてください。
コメント

春は苦味!!

2018年03月25日 | 
春は「あけぼの」ではなく、「苦味」。
先日、何気なく足元を見たらふきのとうが顔を出しています。
これは3年前にサラダフキを研究したチームのメンバーが
温室の脇に植えていたものです。
すっかり忘れていましたが、春を感じたのか
元気に顔を出していました。
ふきのとうは方言で「ばっけ」といいますが
味は野菜と違って苦いものです。
また土筆も食べたことがありますが
これまた苦い食べ物です。
苦味の原因はポリフェノール。
美味しくはないのですが、昔から春の苦味は
体を起こし大切なものといわれています。
現代は年中、野菜が手に入るため
山菜を食べることはめっきり少なくなりました。
みなさんは食べたことがありますか。

コメント