花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

レジェンドたちの再会

2020年11月03日 | 研究
新型コロナウイルス感染拡大のため非公開となった名農祭。
したがって宣伝用のポスターを貼り出すこともなく
農産物販売だけ行いました。その通知はホームページ。
しかし中にはホームページを確認しない方も当然いらっしゃいます。
この日、名農にやってきたのはフローラのOB。
なんと2018年にストックホルム青少年水大賞で
世界準グランプリを受賞したレジェンドです。
彼は勘違いしたのではなく、非公開であるのは知っていましたが、
念願の世界グランプリを獲得した後輩にお祝いをいいたいと
わざわざハンターズに差し入れを持って来校してくださいました。
久しぶりの母校。すれ違う先生方と声を交わすことができ本人も嬉しそう。
中には彼が卒業した後に赴任したため一度もあったことがないのですが
2018年の羽織袴を着た写真で顔を覚えていると
声をかけてくださった先生もいらっしゃいました。
ありがたい話です。世界大会出場前にも応援に来てくれた先輩。
その先輩の突然の登場にグランプリの二人も大喜びです。
世界大会に出場したものしかわからない話で盛り上がりました。
世界グランプリと準グランプリの再会とはなんと贅沢な風景。
小春日和の名農にレジェンドたちが集いました。
さて名農祭も終わり農産物販売も大盛況で幕を閉じました。
ただ名農は南部町にある直売所の一角で農産物や加工品販売をしています。
そちらに問い合わせるとまだ少し手に入るかもしれません。
今日の青森は平地でも雪が降る「初雪」になると天気予報が告げています。
今年の南部町は名農祭が終わるとすぐに冬がやってくるようです。
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どちらが先か

2020年11月03日 | 学校
秋の名農キャンパスを歩いていると目に飛び込んでくるピンクの花。
これはシュウメイギク(秋明菊)。
京都の方は貴船菊といったほうがわかるかもしれません。
大昔に中国から渡ってきた植物だといわれていますが、キクというのはウソ。
クリスマスローズと同じキンポウゲ科の草花です。
渡ってきたシュウメイギクが京都の貴船地方で野生化したので
貴船菊と呼ばれるようになりました。
でも今は京都に限らず、この辺りでも野生化しています。
最近、お店でシュウメイギクという名で
販売されているものもあるようですが情報によると偽物。
ヨーロッパで育成されたもので、草丈が1.5mにもなるそうです。
これが正真正銘のシュウメイギクなのでぜひ覚えてください。
しかしこの写真の主役は中央の赤い小花。
細い枝に小花が等間隔についており、秋の光を集めて輝いています。
この植物の名前はミズヒキ。ご祝儀袋などでお馴染みの
紙飾りと同じ名前です。ではこの名前、どちらが先でしょうか?
調べてみると飾りが先。飾りに似ているのでミズヒキとなったようです。
ということは紙で作られた水引きが誕生したという室町時代以降に、
渡来してきたということなのでしょうか。
こんな小さなことも調べると面白いかもしれません。
さて土日返上で開催した名農祭も終わり、
今日から名久井農業高校は木曜日までしばらくの間、代休となります。
みなさんお疲れ様でした。
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