花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

冬は突然に

2020年11月29日 | 学校
昨日、とうとう里にも雪が降りました。
天気予報で雪マークが確かについていましたが
まさかいきなり冬全開とは驚きです。
寒さに耐えて頑張っていた植物の多くも枯れてしまうでしょう。
とはいっても青森県の太平洋側の県南地方は
日本海側の津軽地方と違って雪は多くありません。
雪というよりも気温がグンと下がるので
ウインタースポーツはスキーではなくスケート。
お隣の八戸市にはスピードやアイスホッケーができる
大きなスケート場がいくつもあります。
つい1週間前も全日本の大会があり
小平選手や高木選手が八戸で滑られていました。
しかし先日も新聞に載ってましたが、少子化や人気スポーツの変化で
氷都八戸のスケート人口も、王国青森の相撲人口も激減しているようです。
今年4月、新幹線の八戸駅前に官民が協力して大きなスケート場が完成しました。
柿落としとして羽生選手や宇野選手ら国内外の人気スケーターを招き
アイスショウをする予定でしたが、コロナで中止。
残念な思いをした人がたくさんいると思いますが
この施設は周辺地域の小中学校の体育には無料開放。
いろいろなアイデアで競技人口を確保しようと努力しています。
さて雪は溶けるかな?

コメント

オンラインばやり

2020年11月29日 | 研究
日頃の研究成果を発表する時期を迎えている名久井農業高校。
いろいろなチームがさまざまな大会に出場しています。
しかし今年はコロナの関係でみんなオンライン。
コンピュータを使った発表会ばかりです。
すると今まで考えもしなかった課題が出てきます。
先日話題になったのは機材の問題。
12月中旬、オンライン発表会に出場予定のハンターズJr.ですが
同じ日に別のチームもオンライン大会となりました。
するとパソコンなど必要な機材がかち合うのです。
学校には何十台というたくさんのパソコンがあるから大丈夫だろうと
思うかもしれませんが、みんなコロナ以前に導入された古い機種ばかり。
カメラなんてついていません。時代に対応していないのです。
幸い他チームの大会運営スタイルが直前に変わったので、
偶然この問題はクリアしそうですが
これからこのような問題がますます増えると思われます。
もっと頭を抱えているのは世界チャンプのハンターズ。
大会まで1週間と迫った先日、大会当日は校内のネットワーク点検のため
一切インターネットは使えなくなるとの連絡が入ったのです。
これはショック。辞退したくないため、現在たくさんの先生方のご協力を得て
寮に独自に引いた回線を使えるよう調整に入りました。
新時代には新時代の課題が生まれます。
コメント

不自然な自然

2020年11月29日 | 園芸科学科
久しぶりにやってきた第1農場。
園芸科学科の本拠地である果樹園です。
ご覧のとおり、たくさんのリンゴの樹が植えられています。
これはみんな「ふじ」の木ですが
収穫が終わったのか、どこにも赤い実が見えません。
そのかわり黄色の紅葉が見事です。
果実は真っ赤なのに葉は黄色になるんですね。
この風景を見ると、いつも自然溢れる空間だと思っていた畑が
いかに不自然なのかがわかります。
なぜなら本物の自然は多様性。いろいろな植物が入り混じって
赤や黄色に紅葉するはずです。
ところが畑に生えているのはリンゴだけ。
単一植物しかないため、このように黄色だらけの紅葉になるのです。
でも考えてみると、こんな風景は野山に行っても見ることができません。
春は白い花の絨毯。秋は緑の葉に真っ赤な果実。そして晩秋は一面黄色。
果樹園ならではの不自然な自然を楽しめる季節となっています。
しかし突然の雪。いったいどうなるのでしょう。
コメント