花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ポスター道場

2022年02月07日 | 研究
これは2017年の土肥実験室。上着を着ていないことから、
8月下旬か9月上旬頃だと思われます。
それにしても並んだポスターはずらり6枚。みんな練習をしています。
実はこの年、TEAM FLORA PHOTONICSは
千葉大学で開催される高校生理科研究発表にみんなで出場しました。
メンバーの数よりもポスターが多いのはJr.も2組いたからだと思います。
千葉大のこのポスター発表会は、生物や化学、地学や物理などの
分野に分かれていて、それぞれになんと100チームもの生徒が出場する
それはそれは大きなイベント。結果発表は数百名も入る大きな階段ホールで行われます。
チームはこの大会に数回出場したことがありますが
農業高校はいつも名久井農業高校だけ。みんなSSHでした。
レベルの高い発表会なのでみんな練習も一生懸命。
放課後集まっては、ワイワイ楽しく盛り上がったものです。
そして大会当日の朝早くポスターを抱えて新幹線に乗り
発表を終えたら、その日のうちに帰るというハードスケジュース。
ご褒美はフローラからの美味しい駅弁です。
好きな弁当をみんなに選んでもらい食べながら帰ったものでした。
確かこの年、フローラの2年生男子1名が久しぶりに上位入賞を果たします。
それが植物による水質浄化研究。彼は翌年の水の国際大会に日本代表として出場し
世界準グランプリを受賞しています。
千葉大のこの大会は今も行われていますが、タイミングが合わないこともあり
チームが参加したのは、この年が最後となっています。
みんなでポスター発表を楽しむ文化が花開いていた頃のお話です。
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時代に逆行

2022年02月07日 | 研究
環境班はMacのノートPCをたくさん所有しています。
もちろん先輩方がさまざまな大会でいただいた副賞で
今年もメンバーの研究レポート作りをサポートしてくれました。
さてここにあるのはご存知iPad。タブレットです。
今、小学校では授業に導入され、中には教科書がわりとして
使っているといいます。また最近はコロナの影響もあり
自宅で学習する機会が増え、自在に使いこなしている子供たちもたくさんいます。
このiPadも環境班の所有物。しかし手に入れたのはTEAM FLORA PHOTONICS時代。
ちょうどiPadが発明された頃で、MacPCより安いこともあり
いろいろな大会の副賞として登場しはじめました。
このiPadもそんなマシン。2010年に世界初登場した第一世代もあります。
当時のフローラの使い道はポスター発表。
ポスターには紙面に限りがあるので、そこに掲載できなかった写真や動画を
この最先端のiPadに入れて会場に持参し、大いに役立てました。
この使い方に驚いたのは、学会に参加されている先生方や大学院生。
iPadは話題にはなっていましたが、まだ普及されていなかったこともあり
こんな使い方ができるんだとチームのユニークな使い方みなさん驚いていました。
せっかく草花の発表をしているのに、なぜか質問はiPadについて。
どの大会も同じような現象がおき、大笑いしたのを覚えています。
また中には無料ゲームがいっぱい。新幹線で上京するメンバーがよく遊んでいました。
ところが最近のチームの発表には、iPadがまったく登場しなくなりました。
理由はスマートフォンの普及。大型画面のスマホで代用ができるようになりました。
さらにコロナでオンライン発表の機会が増えたことも原因のひとつです。
早くコロナが落ち着き、またiPadが活躍するところを見たいものです。
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