菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

最低限は必要です

2011年06月04日 | Weblog
 
昨日、「あまり色にこだわるのはやめましょう。」と言ったのですが、
しかし、最低限の色を表示してくれるPCとディスプレーは必要です。
これを制御するのが「グラフィックカード」と呼ばれるもので、写真や絵、あるいは文字を画面に表示するための部品です。
画面にどれだけ高度なグラフィックを高速に動かす事が出来るか、あるいは綺麗な絵を表示出来るかなどは、このパーツの性能によって決まります。
Mac PCはどのような機種でも、綺麗に写真が表示できるようなグラフィックカードが標準装備されていて、上位機種になればなるほど性能の高いカードが積まれています。
Mac PCはもともと値段が高いというのも、こういった理由があるのかも知れません。

ただ、ビジネスユースのPCには、あまり写真や絵を意識していない機種もあります。
文字を中心とした、いわゆるビジネスソフトを使うパソコンです。(特にWindows book機種など)
「あまり色にこだわるのはやめましょう。」といっても、こういった機種では写真の管理は正直出来ません。
先日、依頼の写真が出来上がり、先方のPCで確認してもらったのですが、色が全くのらなくて慌てて自分のMac PCを持ち込むという事がありました。

ですので、もしデジタル現像や写真の管理を行おうと考えてる人は、一度自分のPCのグラフィックカードの性能をお調べください。
機種によっては、安価でグレードアップ出来るものもあります。
「今まで見ていた色は何だったんだろう」なんて事も起こりうるかも知れませんよ。

写真はMac PROの色の心臓部であるグラフィックカード
RADEON 4870 512MB For Mac Pro というボードです。