これは昨年の写真ですが、昨日ご案内したユメチカラ。
「赤麦」ことタクネ小麦を栽培している高谷農園で、試験的に作付けした新種とのことです。
小麦は大きく分けて、秋に蒔く品種と春に蒔く品種の2種類。
このユメチカラは秋に蒔いて越冬させて、翌年の夏に収穫する秋まきのタイプ。
通常、秋蒔きには穂に髭が無いのですが、珍しく春蒔きのように髭が生えています。
更に、色も黄色みが強く、極めて美しい装いです。
昨年はこの収穫の時期寒波が入り込み、写真のような暗雲が2~3日たれこめた日がありました。
斜光になってくると、陰影が更に濃くなり一層コントラストが高くなってきます。
夕方の光は空気が澄んでいるとあっさり系ですが、このような雲の隙間から差し込む光は決まってこってり系。
これが、長年撮っていると体で覚えてくる。
よくフィルターで強調しているとか言われることがあるのですが、これは自然がもたらすまぎれもない天然色なのです。
Canon EOS5D MarkII EF24-105mm F11 AE