Forest Sync.(水と光の幻影)

何時も季節を感じていたい・・・
飛騨高山発信フライフィッシングのブログです。

マエグロヒメフタオカゲロウ

2020-01-26 20:34:35 | Fly Tying
解禁に向けて、フライタイイングを開始しました。

とは言うもののあまり気分は乗らず。

それでもバイスの前に座って・・・

まずは、マエグロヒメフタオカゲロウを意識したダンとニンフ。

マエグロヒメフタオカゲロウは早春に羽化します。

幼虫はいわゆる、swimmer (泳ぐタイプ)です。

石など水面に這い上がって羽化するので、イマージャーとかフローティングニンフのステージはありません。

その羽化の形態から、亜成虫(ダン)が水面を流下することはあまり無く、目立った羽化があっても、ライズが誘発されるとは限りません。しかし、羽化するのは多くの場合晴れた日のお昼過ぎ、この時期は風が強い日も多く、風に吹かれて水面に落ちたダンが捕食されることは良くあるのでしょう。

(佐藤成史さんのブログに、強風により鳥の捕食精度が低下するので、マエグロヒメフタオカゲロウは、敢えてそういった気象条件の時に羽化するのでは、という旨の興味深い記述がありました。)

マエグロヒメフタオカゲロウを喰っているのだと明確に分かったライズに、それほど多く遭遇したわけではありませんが、早春の釣りでとても印象深いカゲロウなのです。





バーブレスフック使用。(蒲田のC&R区間でも使えるように)

ダンの視認性は悪そうですね。

Metz のダークダンのハックルケープ、春のダーク系のドライフライに重宝したのですが、良く使う部分(#12〜#16)がスカスカになってしまいました。20年程使っているから仕方ありませんが・・・
これからどうしよう。




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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
鉄砲玉さんへ (Blue Wing Olive)
2020-02-01 19:15:07
コメント有り難うございます。
マエグロヒメフタオカゲロウの亜成虫は、暗い系統の色をしています。
早春のアマゴ釣り、まだ残った川原の雪の上に、羽化したばかりの亜成虫を見つけることがありますね。
幼虫は細長く、水の中で素早く泳ぎます。
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Unknown (鉄砲玉)
2020-02-01 17:19:09
カゲロウはあまり詳しくは無いですが、
いかにも地味でその辺に居そうな感じの色合いですね。
いわば自然色でしょうか、自然の観察には堪能でいらっしゃるのできっと魚も騙されると思います。
これで成果が上がれば商品化もされると良いかも知れませんね。
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私魚人さんへ (Blue Wing Olive)
2020-01-28 21:34:38
コメント有り難うございます。
色合いにはこだわって巻きました。
マエグロが大量に羽化するシーンに遭遇できたら、それなりの効果はあると思います。

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Unknown (私魚人)
2020-01-28 11:38:38
マエグロヒメフタオカゲロウそっくりです!
観察と技術、すごいですね。
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