あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

良い人も悪い人も運の前では無力だなぁ

2015-09-24 | from:sachiaki
朝起きてシャワー浴びてご飯食べて、そのついでにTwitterなんぞを覗いたり
なんていうのを日常のルーティンにしているsachiakiです。

ネットの中を駆け巡っているデモ関連のツイートを「ふーん」ってチラ見して
面白ネタツイしている人を見て、こっそりファボ付けたりしていたんですけれど
珍しく翻訳物の海外ブログに心引かれてポチッとしたは良いんだけど……
朝からめちゃくちゃ憂鬱にさせられました…(-△-|||)ずーん

なぜって。
そのブログはバグダッドから逃げ続けて難民になってしまった人の※ブログだったからです。
私たちのイメージでは90年代の湾岸戦争以来、
イラン、イラクの辺りってヤバい地域なんでしょ?
なんて思っていたわけですけれど、じゃぁその前はどうだったの?
っていう決定的な知識が抜け落ちてることが多々有ると思うんです。
今内乱になり国を追われる身となってしまったシリアの人たちもそう。
シリアってほんの2~3年前は女性の一人旅もできる
ヨーロッパと中東の入り混じった美しい観光地だったのだそうですよ。
それがほんのちょっとの出来事でバランスを崩してしまったんでしょうね。
今は難民問題でヨーロッパやトルコなどの周辺国はてんやわんやだし、
残されてしまった人やジャーナリストたちは
いつ死ぬかも分からない土地で、ただ震えるだけでなく
必死に何かを伝えようとしているようでもあります。

で、話は戻ってバグダットの人のブログですけれど、
彼女もやはりほんの数年前までは普通に暮らしていたようです。
電気があり、蛇口をひねれば清潔な水が出て、日常会話を楽しみ
原油国とはいえ平民にはなんの意味もなく、貧乏ながらも~を楽しむ毎日。
それが独裁政権を許さない!の流れからとある大国が乗り込んできて、
ヨーロッパ圏のエラそうな人たちが自由主義を声高に叫び
それに呼応した自国の人たちが国を滅ぼしてしまったと…。
そう、彼女のブログにはありました。
”あなたたちは自由を民主主義を勝ち取ったというのに、なぜ国に帰ってこないの?”
という文面は胸を掻きむしりたくなるほど切なくなるものでした。

今の日本と合わせて見るには少し突飛だとは思うけれど、
それでも日常はある日突然破られたりするし、
その時には良い人も悪い人も関係なく生と死は隣り合わせなんだなって思いました。

沖縄戦の話を聞いている時も、日本軍が解散をかけた後
どうしようもできなくなった女生徒や従軍看護士たちの生死を分けたのは
善人でも悪人でもなく、ただただ運だったといいます。
女学生たちを心強く支え、怪我人が増えるばかりの病棟で気丈に振る舞った婦長さんでさえ
爆撃で体の半分をやられたという話は壮絶で言葉を失いました。
「あんな良い人がなぜ……」
そんな話はいつでもどこでも聞くけれど、本当にどうしてそうなってしまうのか……。

先に書いたバグダットの女性は2013年以降更新がありません。
文中には「これが最後になるだろう」とありました。

世の中の全てに言いたいことといえば、
私とあなたは別人だから、あなたの主張も私の主張も正しいのか分からない、
けれど一緒に過ごさなくちゃならないのだから
大事な線引きだけはして、それ以外に詮索や介入はしないで欲しいってことです。

宗教も倫理も政治も習慣も、あなたと私は別人なんです。
あなたのところが優れていても、ここでそれが通じるとは限らないのです。

そんなことをここ数年(とくにアラブの春以来)考えるようになりました。

虐殺器官(著者;伊藤計劃)のオチじゃないけどさ、
本当に虐殺や内乱を呼び起こす言葉ってあるんじゃねーか?って思うくらい
最近は不安になったりもするけれど、みんなが自分の問題は自分で解決していけば
少しずつ世の中は良くなって行くんだと思う。
だから賑やかな人に簡単に迎合しないで、目の前にあるその問題は自分の問題なのかどうか
そういったものを立ち返れたら良いなって思います。

あ、なんかマジメになっちゃった。うっかり。
おっぱいおっぱい。

明日は『サロン de 夜学』のカバー写真などをリニューアルする撮影会です。
お暇な方がいらしたら19時より21時まで、小田急線の代々木上原駅より30秒の
小さな談話室Sさんへいらして下さいね☆
今回は参加無料だよ~。
住所:東京都渋谷区 西原3-18-5 ライオンズマンション303

モイモイ☆

※リバーベンドの日記(翻訳版) http://www.tup-bulletin.org/?p=1373
コメント
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