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あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

ダークツーリズムって言葉を頭の辞書に追加しました

2016-12-28 | from:sachiaki
27-28日の二日間かけて観光と文化という講義を受けて来たsachiakiです。

観光と一口に言っても色んな観光があるのだなぁと、今更ながらに勉強になりました。
観光って言ったら、いい景色を見ていい食事をする、ってくらいにしか思ってなかったから、
自分がちょっと前までにしていた自転車を乗りに佐渡のロングライドに参加したりしたのも1つの観光であったのだ、
ということに気付かされたりです。
たしかに佐渡の土地のことや食事について注目してもらえるように工夫されていたかもなーと、
思い返してからやっと気付いたけれど、実際スポーツと観光を繋いだのは最近のことで、
それなりに客足増加の効果はあるものの、
土地や歴史についての興味へはイマイチ結び付いていないのが現状なようです。
まぁ食べ物で客を呼んでも、その土地の歴史や人々へのリスペクトがあるか?
と言われればそうでもないので、観光地のホスト側とゲスト側の思惑というのは合致するのが難しいのかもね。

ちなみに旅を意味するtravelの語源は巡礼という意味でだそうです。
昔の巡礼とは命懸けの片道切符の様なもの。相当「旅」に対しての覚悟が違いますね。
そしてホストはホスピタリティ(hospitality)の略で、
これまた巡礼者を手厚くもてなすことが語源なのだそうです。
では「観光」となるツアー(tour)はどうかといえば、
ろくろを意味するラテン語のtornusから取られたものなので
巡回とか周遊という、スタート地に戻ってくるというものなので
かなり気楽なものになっています(*´∀`)

ちょっと話が逸れた。

とはいえ、その気楽さが観光の醍醐味であり
だからこそ観光で訪れる人々には「お客様」という立場にあぐらをかいて
そこがなぜ「観光地」となったのかに気を払えないのかもしれませんね。
まぁ、実際風光明媚な景観を楽しむだとか非日常を体験するとか
そういった余暇を楽しむものとしてできたのが「観光」というものだから
観光地の土地の人々へのリスペクトとか言われても「?」となるよねぇ。

しかも昔はその非日常をマスツーリズム(団体での旅行)としていて
ガイドさんがついていたりして、それなりに統率が取れていたのだろうけれど
今は個人旅行が主流だから、そりゃ勝手なことをしでかす人も増えるのかもね。
そうでなくとも郷に入れば……とはいっても、そもそもそこのことを興味を持って調べておかないと
ただご飯が美味しいとか、景色が綺麗とか、素敵な体験ができる、
だけで”なにが失礼に当たるのか”なんて考えないものねぇ。

そんなわけで経済を回すための観光を快く思っていない人たちもいるそうですが
それでも「観光化」するために伝統文化を取り上げ直し、
経済効果によって自分たちの民族性(プライド)を取り戻し、活性化しているところもあるそうです。
とくに沖縄は顕著みたい。

もともと沖縄はもてなしの文化なので変化に強いというのもあるんだろうけどねw
(琉球王国時代に中国から睨まれないように冊封使を手厚くもてなす為に芸事に励んだとも言われています)

って、こんな感じで観光についての勉強をしていたのですが
そんな中で「ダーク・ツーリズム」と呼ばれるものが近年注目されているとあり、
どんなものかと思えば、いわゆる「負の遺産」と呼ばれるものを巡るツアーなのだそう。
私たちに馴染みがあるとすれば「原爆ドーム」や「ひめゆりの塔」なんかを巡るものがそれになります。
そういった「負の遺産」を巡る世界遺産が近年注目されて「アウシュビッツ」などが観光化されているんだって。
「悲しみ」や歴史的に辛い場所を観光地化することに違和感があっても
観光地化することで過ちを訴えて伝えることもできるし、
その土地の人々も悲しみから前を向く力へと変わるので良いことだと捉えられているようです。

もともとそれなりにそういったものが嫌いではないので
ちょっと井出明さんのこの辺を参考に私も訪ねてみようかなと思いました。

とりあえず年明けにはがテーマとなっている「お肉の情報館」かな。
中央卸売市場の中にあるらしいので都内なら行きやすいし。

誰か気になる人がいましたらご一緒いたしましょう。
しばらく重たい気分になるかもしれないけれど、なにか別の見方ができるようになるかもしれないしね。

そんな感じです。
さて、うっかりやらなくちゃならない仕事のことを今思い出したのでやってきますよ。
それじゃーね!モイ☆
コメント
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