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ヒキヨモギ・2~野津田公園1

 野津田公園“上の原ススキ草地”で見られる「ヒキヨモギ(引蓬)」。ハマウツボ科(←ゴマノハグサ科)ヒキヨモギ属の一年草でススキなどイネ科植物に寄生するが自身でも葉緑素を持つ“半寄生植物”。萼片は長さ2~3センチで先端は5裂している。花は長さ3センチほどで上唇は蕊を包み込んで内側に巻き込み下唇は3裂して左右に拡がっている。数年前はススキ草地でたくさん見られたが今年は数株しか見られない。
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ヒメマツバボタン

 大和田町の道路脇に咲いていた「ヒメマツバボタン(姫松葉牡丹)」。スベリヒユ科スベリヒユ属の一年草で熱帯アメリカ原産。1960年代に帰化が確認され今は関東地方以西の道端などで見られる。花はマツバボタンより小さく直径1センチほど。肉厚で細い葉は互生し花のすぐ下では輪生して花を引き立てている。別名は「ケツメクサ(毛爪草)」。
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ソバナ

 キキョウ科ツリガネニンジン属の「ソバナ(岨菜・蕎麦菜)」。草丈は50~100センチになり8~9月に薄紫色の円錐形の花を数個咲かせる。ツリガネニンジンの花は釣鐘状で先端は拡がらないが、本種は花冠の先端がキキョウのように外側に少し拡がっている。またツリガネニンジンは花が輪生するが本種は花茎にひとつずつ付く。その名前は葉の形がソバに似ているという説もあるが、山地に生育するため切り立った崖(=岨)に咲くことに由来するという説が納得できる。
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